留学コンシェルジュ

酷暑の東京にて。日本の子どもたちが外で遊べなくなる未来?

連日のように茹だるような暑さの東京です。このブログを書いているタイミングでも東京の西部では、まだ夏本番前にもかかわらず39度を超えたというニュースが飛び込んできました。

私も外を出歩く機会が多いですがこの時期の辛い暑さはアスファルトからの照り返しにあるように思います。実際、車を走らせていると、35度予想の地域でも車の温度計は42度を指していました。(車の外気温のメーターが40度以上を示すのを初めて見た気がします。)

私がアスファルト談義になると、熱を帯びるのは明らかに日本の子どもたちはこのヒートアイランドの環境の中で、本来であれば体験できる活動の範囲が狭められているのではないかと感じるからです。

私のブログの読者の皆さんはブログに挿入されている北米やオセアニアの学校の写真についても見ていただいていると思います。(ブログに載せる写真は実際に私が直近で現地で撮ってきた写真です。)木々に囲まれ、芝生の上でスポーツのできる環境が整っています。この環境においては、夜になれば気温は下がり、暑さが翌日に繰り越すことがありません。子供たちも熱中症に気をつけるために行動を制限するのではなく、そもそも熱中症にならない環境を謳歌しています。

アスファルトで埋め尽くされて、ビルに囲まれた環境では風も滞り、湿度のある日本では夕方以降も耐え難い暑さに見舞われます。(私が学生の頃、東京は海風をうまく取り入れる都市設計をするというブループリントを読んだ記憶がありますが、少なくとも東京駅周辺を歩いていると残念ながらそれを感じることはできません。)

日本は有効利用できる土地の割合が国土に対して少なく、効率利用のためにはアスファルトで土地を埋め尽くす必要性も理解できるものの、それが巡り巡って子どもたちが本来外で学ぶ機会を減らしていると考えるのは極論でしょうか?

今年も、トロント大学へ私は中高生を連れて1週間ほど滞在をしますが、トロントでは日中から芝生の上で子どもたちはスポーツや課外活動を楽しみます。

近い未来の日本の子供たちがそれを「羨ましい」「恵まれてる」と思う日が来ないことを切に願います。

そんなことを、コンクリートに囲まれた都内を歩きながら考えていました。

 

この記事を書き終えた今日、新たに名古屋では暑さによる体育、部活動の中止の初めての措置というニュースも飛び込んできました。 私の心配は予想以上に早く現実のものになりつつあるようです。

 

 

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