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未知へのチャレンジ - ボーディングスクール留学

<前日のブログに続きます>
留学に必要なのは、話す、聞くという英語力よりも読み、書きであるというのが私の主張です。
昨日のブログでは、留学生たちが生活に慣れたあと、ある一定の期間の後、大きな伸びを示すというところで終わりました。伸びるきっかけとその時期について考えてみたいと思います。
伸びるきっかけを作っているのは、留学した本人の精神的成長にあるようです。現地での寮生活に対する自分が果たすべき役割の認識、学校生活で自分が果たすべき役割が本人に十分認識されるときに、「学習」に対しての意欲が湧いてくるのではないかと思います。
そもそも、ボーディングスクールは寮生活を通じて、そこで学ぶ生徒のやる気に火をつけることを大きな目標においています。「やる気」はどこで起こってくるのかということを彼らが真剣に、真摯に、長年にわたって研究した結果が、現在のボーディングスクールに反映されているわけですが、その根本は、「未知へのチャレンジ」ということに代表されるといっていいと思います。
生徒たちの未知へのチャレンジ精神が充実した時、一日24時間が充実してきます。睡眠時間を8時間確保しながら、残りの16時間の使い方を徹頭徹尾合理的にする方法を生徒たちはボーディングスクールで学びます。とにかく、勉強だけに特化することは出来ません。それが、ボーディングスクールの根本理念に反するからです。学校が要求するスポーツをこなし、スポーツが得意でない生徒は、必然的に音楽、芸術の世界に特化できるものがないかを導かれるのです。
「勉強」だけでは不完全と言う発想がボーディングスクールの共通点です。
この概念は、ボーディングスクールの古さや生徒総数には関係ありません。特に、英語力にハンディがある留学生にとっては、勉強のみで学校生活を成り立たせることは不可能です。
友だちを作り、先生に協力してもらい、学校生活を楽しみ、週末にはエネルギーを蓄えるというサイクルを作り出さずに、ただ自室にこもって勉強ということは、ボーディングスクールでは許されません。
周囲に助けてもらう、協力をする、新たなことにチャレンジしてみるということを繰り返していくうちに、英語は身についていくものです。その基礎のもとに、初めて勉強が成り立つと私は考えます。ただし、1日の時間は限られています。それをどれだけ有効に活用するかは、留学生ひとり一人が自分で考えなければなりません。そこで、生み出される生活の知恵、学習の成果は彼らの生涯の財産となると思います。

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