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Emma Willard School、Deerfield Academy訪問

今週の学校訪問最後の訪問校はEmma Willard SchoolとDeerfield Academyです。
下記、訪問校の基本データです。
Emma Willard School
総生徒数 346人(女子校)
学年 9年生~12年生(PGあり)
創立年 1814年
寮生の比率 62%
留学生の比率 21%
TOEFL点数 65点以上
Deerfield Academy
総生徒数 630人(共学)
学年 9年生~12年生(PGあり)
創立年 1797年
寮生の比率 88%
留学生の比率 13%
TOEFL点数 105点以上
SSAT 90パーセンタイル以上
Emma Willard Schoolは数年前にESLクラスを廃止しました。これはアメリカボーディングスクールの実情では極めて稀なことです。
今から十年ほど前まで、この学校はESLを完備していて、留学生の出願に関しては、TOEFLの点数を求めませんでした。それほど入学難易度は高くなかったということです。
それが中国の国力が伸びてゆくのと比例するように留学生の受け入れ基準が年々上がり、現在はアメリカの女子ボーディングスクールのなかでは、Miss Porter’s Schoolに続く入学難易度の高い学校になりました。
この学校を訪問する人たちは、総石造りの外観に圧倒されます。ある人は、「ハリーポッターの学校のようだ」と言い、またある人は、「文化財」と評しました。確かに、ニューヨークのTroyという古い町の丘に建っているこの学校は、女子ボーディングスクールへの入学を目指す人にとっては憧れでしょう。
おそらく、この学校の入学難易度を劇的に引き上げたのは、中国からの出願者ではないかと思います。ニューヨーク州にあるので直行便で行ける利便性と実際に訪問してみると感動的な外観とそこで教えている活動的な先生や生き生きとした生徒たちを見て、絶対にこの学校で学ぶという生徒そしてそれを積極的に支援する家族が、アジアからの出願者を激増させたのではないかと思います。
この学校は、その校風として女性が社会で自立して活躍することを積極的に支援します。外見的には古風でヨーロッパのお城のような学校ですが、良妻賢母的女性の育成が目的というよりも、よりリベラルで活動的な女性を育成するのが感じられる学校です。
ESLクラスはないとBoarding School Reviewでは明示されていますが、実際は、合格してクラスがスタートしてから留学生の英語が不足していると判断されれば、英語の読み書きのサポートはしっかりと行われます。
この学校に出願を希望する場合、TOEFLが65点以上で、SSATのスコアの提出は必須となります。サマースクールに出席して、学校及びアドミッションスタッフとの接触を増して、やる気をアピールすることをお勧めします。

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