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文化比較 異文化適応へのステップ3

<昨日のブログに続きます>
1年間かけての異文化適応、昨日はその第2段階でのボーディングスクール生活を紹介させていただきました。
生徒たちが興味を持つ学業以外のことを積極的に勧めるところにボーディングスクールの教育の大きな魅力と特徴があると思いますが、それがいわゆるルーティーン(日常)となった場合、果たして留学生は飽きずに学校生活を続けることができるのかという問題があります。
おそらく留学生も飽きが来ると思います。
日本でのルーティーンとは全く違ってはいますが、学校周辺には何もありませんし、週末でさえも自力で外出することは出来ません。考えること、調べること、ディスカッション、そしてたくさん読むこと、書くこと、果たしてこのような生活の繰り返しに、留学生は帰国を思わないのでしょうか。
私の知る限り、すべての留学生が帰国を当然考えます。
すべてがポジティブで、留学生活が楽しいなどという日本からの生徒は、きわめて稀ではないかと思います。生活に困らないだけの英語力を獲得し、アメリカでの生活の基本を学習し、友だちも少しずつ増えて、スポーツやその他の課外活動でも自分らしさをあたらに発見しても、やはり故郷が恋しいというのが留学生の本音です。
異文化適応第一段階の混沌から第二段階の順応→そして第三段階に入ります。そこで、どのようにして彼らは、故郷への強烈な思慕や懐かしさから、留学中断という危機をのりこえているのでしょうか。
その要は親の存在、家族の存在ではないかと思います。
この家族との絆が中等教育留学と18歳以上の成人としての留学との大きな違いと私は思います。
一言で言えば、親子のコミュニケーションのあらたな構築です。未成年故に、本人の成績は親に報告されます。その他、小遣いの管理や週末の活動への参加など、遠く離れていても、親子のコミュニケーションとそれをバックアップするボーディングスクールの姿勢は留学生たちに異文化適応第三ステージで大きな役割を果たします。
つづく

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