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#1 ジュニアボーディングスクールで学ぶメリット

ジュニアボーディングスクールで学ぶ最大のメリットは、次の高校進学のために十分な準備ができることです。
準備の最大の要点は、英語の総合力の取得と更なる向上にあると思われがちですが、実は英語力というのは、中学時代の留学においては、あくまでも副産物と考えるべきではないかと思います。
今まで折に触れて述べてきましたが、高校としてのボーディングスクールへの入学に必要なのは、TOEFLの点数のみではありません。
挿入的余談で恐縮ですが、海外の高校を終了した生徒が日本の大学を受験する時の合否予測でおおよそTOEFLの点数で国立、私立を含めてその合格率が予測できることと比較すると、アメリカの入試がにほんとは全く別であることが良く解ります。余談を終わります。
入学を希望するボーディングスクールの難易度に関わらず、その入試に必要な項目は、おおよそ下記のように決まっています。
★ 成績証明書
★ 3通の推薦状
★ 本人の5項目程度にわたるエッセイ(作文)
★ 面接
★ TOEFLスコア(ランク3の学校ではTOEFLJuniorも可の学校あり)
これらの要素の総合評価で志願者の合否が決まるわけですが、ボーディングスクールが判定したいのは、あくまでも志願者の現在の人間としての完成度合いと、その伸びしろにあると思います。
人間としての完成度合いを14-15歳の生徒に求めるのは、中等教育の範疇では時期尚早と思われるかもしれません。その基礎を作るのが中等教育の根本であり、基礎学力こそが合否の基準となるべきであるかもしれませんが、今回訪問したランク4の学校のアドミッションスタッフが共通して述べたのが、志願者の「学力はもちろんのこと、それ以外に自分の追求したいことと、学校が提供できることの相性」だったのです。
その相性を徹底して追及するために、英語力、成績といった基礎学力とともに、リーダーシップ、学力以外の芸術、スポーツ、音楽、創作などにおける個性、人生の価値観、好奇心の度合い、時間の使い方(タイムマネジメント)などを、アドミッションスタッフは真剣に志願者ひとり一人から探し出したいのです。
そのために学校運営に共通の視点を持っているジュニアボーディングスクールの存在は、ボーディングスクールスタッフにとってとても解りやすく、共感しやすい要素なのです。
ジュニアボーディングスクールでプロクター(学生寮長)を務めれば、それはリーダーシップという点において、大きな合格加点になるでしょう。また、スポーツ活動や芸術活動において顕著な実績があれば、学業外での志願者の個性を示す加点となるのです。
つづく

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