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教育の多様性を考える 2

英語圏の国々の教育と長い年月接しているとその軸に据えられている考え方と日本のそれとがかなり違うのではないかと思い至るようになります。英語圏全般において教育の根本におかれているのは、You are specialやMake a differenceといった自分の捉えかたであり、それと相対するように日本では「和をもって尊しとなす」という聖徳太子が作った十七条の憲法に教育倫理の根本を置いているように思います。
今まで、私はどちらかに加担したような切り口で文章を書いていたように思うのですが、結局正解というのはないと思います。そのように思いながらも、正解を欲しがっている自分自身に、日本的教育を受けた無意識の精神的傾向を感じざるを得ません。教育の多様性を尊重することで、そのような窮屈な精神にとらわれることなく、英語圏の教育も日本の教育もそれぞれの良いところを生かせます。
10代の子どもたちを見ていると、素早く彼らが異文化に適応していくことに驚かされます。英語が全く話せなかった子どもたちが、3年も経ては普通に英語が話せるようになります。それが当たり前と私はとらえません。そこに至るまでに子どもひとり一人にストーリーがあるはずです。それを彼らはつぶさに語れるほど器用ではないのですが、それが故に、私自身がそのストーリーを考えているのが、私のブログの性格と言えます。
言葉を人生の早期に獲得すると、それに伴って今までとは違った世界が彼らの前に出現します。それをどのように受け入れて、自分を生かすか、子どもたちはそのために勉強をしているのだと私は思いたいのです。
英語圏での教育を私は専門としていますが、子どもたちの能動性能は世界を相手にできるはずです。勉強が得意な生徒もそうでない生徒も、スポーツや芸術などに秀でたものがあってもなくても、また、積極的であってもなくても、生きる力は子どもたちに惜しみなくたくましさを与えていきます。それ故に、わが子を評して「お母さんは、私だったら(留学生活は)できなかった」などと言います。
わが子の留学をきっかけにして、ご自身もニューヨークに1年間留学したお母さんもいました。
英語力はビギナーでも、すべて自力で航空券手配、ホテル、レンタカー予約をして、感謝祭休み(11月末、1週間程度)をわが子と現地で過ごし、帰国したお母さんもいます。
留学は教育のすそ野を拡げ、登りつめるところの頂点も押し上げると思います。どこまで拡げるか、どこまで登るか、それは留学をしたひとり一人が決められることであると思います。

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