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教育のパラダイムシフト 14 

<前日のブログに続きます>
徹頭徹尾平等であり、公平であることを追求していくと、比較の尺度は少なければ少ないほどいいことになります。逆の場合は比較の尺度は多くなり、なおかつどのようなものを重視して比較するかによって、結果が大きく異なります。
ボーディングスクールの教育は明らかに多様性に富んでいて、評価の対象も大胆に言えば、学業半分、その他半分となり、本人の意思が重んじられる半面で、学業以外のスポーツ、芸術、音楽、社会活動などをバランスよく学校生活に取り入れていくかということが大きな課題となります。
日本の学校生活と比較して、英語圏の場合、いずれの国でも1年中同じスポーツに専念することはありません。アメリカの国技ともいえるバスケットボール、アメリカンフットボール、野球など、中等教育で行われるスポーツはすべてシーズン制で1年を3期に分けて1期しか行いません。
学習教科にしても、1年を2期に分けて前期だけで完成する科目も多くあります。また、以前にもPhillips Academy, Exeterに関するブログで紹介させていただきましたが、選択できる科目の多様性はアメリカのボーディングスクールの場合、大学並みです。
日本では、中等教育までは学ぶべき科目と学ぶべき内容ががっちりと決められていて、それに基づいて教科書が作られ、その教科書の内容によって授業が進められるといういわば教育規格がきっちりと整えられています。
おそらくこのような規格的発想は、英語圏にはないのではないかと思います。
もし、この仮説が成り立つとすれば、私は中等教育までがっちりとした企画教育のなかで育ってきた子どもたちが、大学になって一気に解放されて、多様な選択をすることは、意外と難しいのではないかと思います。
本来ならば、初等、中等、高等教育と段階を追って、学習内容も専門化され、自分の追求したい事柄を徐々に狭めていくところですが、日本の大学生の多くが、入学後に選択するのは、アルバイトであり、サークル活動というのが、リアルな日本の高等教育の現実ではないかと思います。
燃え尽き症候群、五月病といった日本特有の大学進学後に起きる新入生の精神的傾向は、企画教育に対する無意識な反発あるいは、離脱をする際の通過点なのではないかと思います。

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