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年末コラム その2 留学1年後の英語力

<前日のブログに続きます>
留学当時、彼が話せた英語は自己紹介と挨拶のみでした。
それが、渡航してほぼ半年で生活必須英語は身についたといえます。
いつ、どこで、どのようにして、英語を身につけたのでしょう。
「いつ」については、起きている時はほぼ英語の環境ですから、
「覚えないない」という選択肢はありません。
もし、英語が覚えられないとしても、生活を継続するためには、それは必須です。
この必然性がおそらく、本人に数十、あるいは数百かもしれませんが、
必須表現を学習させたと思います。
「どこで」もいつと同様に、彼の環境では、どこでも英語以外の選択肢はありません。。
彼が留学したボーディングスクールには当時、彼を除いて
3人の日本人留学生がいましたが、いずれの生徒も独立していました。
本来、最も3人に頼りたいのが、英語力がゼロで入学した彼でしたが、
昼食時や夕食時などは、アサインドシートといって、学校が席を決めています。
同じ学校にいても、日本人同士でグループを作るということは、
彼の学校の場合は当てはまりませんでした。
彼が「どのようにして」英語を覚えたか、これを一言で言えば、
「困ったから」に違いありません。
必要な時は、必要に応じて日本人留学生の援助を仰ぐこともできます。
しかし、その切り札をあまり用いなかった彼の意思は、とても潔く、
その精神をもって、彼は思春期に突入する時期を異文化のなかで、
サバイバルすることができたと思います。
夏休みの時点では、読み書きに関しては、かなり不十分でした。
とにかく、英語の理屈を全く知らずに留学したわけですから、
その合理的学習のための「日本語の」ボキャブラリーが足りません。
たとえば、「三単現のS」、「不定詞の用法」、「関係代名詞の役割」などなど、
日本人中学生であれば、おおよそ知っている英語知識が彼にはありません。
しかし、驚いたことに高校生くらいまでの英語必須知識を教えるのに要した
日数は、1日3時間程度の学習で1週間だったのです。
この時初めて私は、英語学習の要素の単純さを知りました。
これが英語学習の原点だと思いました。
あとは、繰り返しの学習だけなのです。
1週間で必須項目の理屈を教えることは終了できても、
それを使っていくのは、教える側ではなく、教えられる側です。
教える側は、何が欠けていて、何をしなくてはいけないのかを
相手に伝えることはできても、相手にそれを強制することは決してできません。
できたとしても、やるべきではありません。
なぜならば、人間的ではないからです。
本人に考えさせ、理解させ、それが自分の精神の糧となることを伝えるのが、
教える側の役割だと私は信じています。
さて、今日は大晦日。
今日も彼の希望でスカイプでの英語学習は行います。
彼は7年生(中学校1年生)ですが、私たちの教材は、早稲田、慶応、
センター試験等で出題された英文パラグラフです。
チャレンジは続きます。その継続性こそが、彼の将来を作ります。

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