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その2 日本の高校生の英語力

<前日のブログに続きます>
あらかじめ渡されたそれぞれの生徒の成績、英検結果(3級、準2級、2級)を知ったうえで、英語インタビューを始めるのですが、必ずしも学力+英検結果=インタビューでの好結果とは結びつきません。
英語はとっても好きだけれども、他の教科は「普通」な生徒、ダンス、歌などの「活動」に燃えている生徒、明るく、元気で、好奇心旺盛だけれどもケアレスミスが多くテストの点数が良くない生徒、親の意思で1年間の留学する生徒、英語で思ったように話せないとなぜか泣いてしまう生徒など、英語でインタビューをすると、それぞれの生徒の性格や考え方などの特徴が短時間で見えてくるものです。
今回の生徒の年齢は15歳と16歳、英語を正式に勉強して3年半ほどです。この段階で英語でのコミュニケーションが可能な生徒はすべて異文化に興味を持っています。そして、英語を使いたいと熱心に思っていました。そして彼らは海外経験がなくても英語で基本的なコミュニケーションかできていました。
一方でお母さん、お父さんですが、意外と質問が少なかったのですが、彼らはすでに留学を経験した親たちとの交流がありました。そして、現役留学生の親から、わが子を1年間、海外に送り出すことへの覚悟や子どもたちの海外生活情報をすでに把握しているのでした。
中学、高校時代の1年間を海外で過ごすことは、その後の彼らの人生に大きな影響を与えます。その影響で否定的なものはおそらくゼロに等しいと思います。ホームステイや学校生活で楽しかったことは、そのままいつまでも彼らのこころに残るにちがいありません。
そして、海外の辛い思いでは、彼らに「それでもやれた、それを克服できた」という自分自身への称賛に容易に変えられます。すなわち、自尊心の健全な育成がなされます。この自尊心こそが彼らが社会に出てから、かなり広範に応用できる自分を支える意識であると確信します。
自尊心の昂揚の大切さを体験的に学習しているお母さん、お父さんにとって、留学という機会を通じてそれが育てられることはとても望ましいことであると思います。だから、病気やけがなどに対する現地の対応がしっかりしていれば、あとは本人にすべて任せて留学をさせるということになります。
中学、高校時代の1年留学、私は国がバックアップして、希望者には相応の援助ができる制度が確立できれば、それが今後の日本の未来を支えるための有効なシステムになると私は思っています。

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