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日曜コラム フライトキャンセルの対応

先週の日曜日に日本を発ち、水曜日に帰途につく予定が、
国内線がフライトキャンセルになり、アメリカ、バーモント州、
バーリントンに1日滞在を余儀なくされました。
天候不良によるフライトキャンセルだったのですが、
その日、雨が降ったわけでも、風が強かった訳でもありません。
前日のうちにフライトキャンセルが確定し、その旨、
旅行代理店から連絡を受けていたので、代替え便を取るために、
私たちは空港が開く午前4時にバーリントン空港に行きました。
早くしなければ、空席は埋まってしまいます。
しかし、どうして天候が悪くないのに、前日に天候不良でフライトが
キャンセルされてしまったのか、その理由に私は疑問を持ちました。
フライト当日、バーリントンの天気も、目的地のシカゴの天気も
飛行機が飛べないとはどうしても思えません。
午前4時15分ころ、ユナイテッドのカウンター前に並んでいた私に、
ウエストが150センチくらいありそうな初老の男性が、
May I help you?とにこやかに声をかけてくれました。
「フライトキャンセルになったので、代替え便を取るために並んでいます」と
私が告げると、そのおじさんは、
「そうかい、そりゃ大変だね。では、どんな代替え便が取れるか確認してあげよう」といって、カウンターの奥に入っていきました。
「バーリントン―ニューワーク―成田便が2名キャンセル待ちだそうだ」
―3人とも乗れなければ、翌日のフライトに変更します。3人とも乗れる可能性どのくらいあるでしょうか。
「それは、ユナイテッドの職員に聞いてください。わたしにはそこまではわからない」
―そうですか。ご親切にありがとうございました。
結局、ユナイテッドの職員は、「ニューワーク行きの飛行機に乗れる可能性はほとんどない」と明言しました。やれやれ、前回はシカゴでフライトキャンセルされて、
1泊。今回はここバーリントンで朝の4時から空港にでかけたものの8時には、
ホテルに逆戻りしていました。
このフライトキャンセルを喜んだ人がいました。
これから留学をしようという生徒本人です。
「良かった。一日こっちによけいにいられて嬉しい」
私とお母さんは、唖然。
フライトキャンセルも主人公が喜ぶなら「まあいいか」と楽観できました。
前述のおじさんの説明によると、
前日のこの地域の天候不良で、ニューワークとシカゴに翌日飛ぶ飛行機が
バーリントンに到着できなかったのだそうです。飛行機が無くては飛べないわけです。
確かに、火曜日のこの地方の天気はゲリラ豪雨でした。
朝は、濃い霧、前が見えないほどの叩きつけるような雨が何度も降りました。
翌日、午前8時33分のバーリントン―シカゴ便は、
予定よりも1時間半も遅れて、「またか!」と思いましたが飛びました。
飛行機の旅は、こころの余裕がなによりも大切であることを実感しました。

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