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日本のアメリカ、入試の対比 - ボーディングスクール留学

出願者の総合学業実績を基本に、運動能力、感性的な才能、考え方、社会性などを、加味して合否を決めるアメリカボーディングスクールの入試対して、日本の場合は、学力偏重と言えると思います。
今まで、数回にわたり日米の高校レベルでの入試の違いについて述べてきましたが、いずれの入試も良い所があると同時に、改善すべき点があると思います。
日本の入試の場合、試験の結果が重んじられるわけですから、過去の学業の実績やそれ以外の要素について、受験者は考える必要がありません。ただひたすらに、受験のための学習に専念すれば良いわけです。
この学力偏重が問題視もされるわけですが、大方の受験生は、結局のところ単調で味気のない学習を最後まで続けることができないか、ある程度のところで、妥協しているというのが、現実かもしれません。
マラソンに例えれば、序盤、中盤とコンスタントにペースを持続できれば、自然と周囲はトップグループから離れていくというような状況です。それほどまでに、学習努力の長さと量が大きく、果てしないような長い道のりを乗り切るには、「あきらめない心」、「高いこころざし」、そして、何事も素直に受け入れる気持ちなどの精神的な安定度が求められると思います。
もしこの仮説が成り立つとすれば、日本の教育の根本には、忍耐、我慢、自己統制といった概念があるはずです。
それに対して、ボーディングスクールの入試というのは、テストの点数で合否が決定づけられません。テストのためにいくら努力しても、それ以外の要素とのバランスが取れていなければ、結局、合格はできません。故に、日本に比べて、かなり長い期間での準備が必要となります。また、準備する内容が勉強のみではないのです。
このような学習文化からは、予備校、塾、家庭教師といった学校外集中学習機関の発達はあまり促進されません。
余談ですが、以前にあるお母さんが「アメリカのボーディングスクールには塾はないのですか」と言われました。すなわち、学校だけの勉強で間に合うのかという意味ですが、日本に比べると、同年齢の高校生の知識総量を比較した場合、日本の生徒のほうが、物知りであるのかもしれません。
物知りな生徒が自他ともにそれで納得し、高等教育機関すなわち大学でそれまでの知識を駆使して素晴らしい成果を上げることができるかどうかで、それまでの教育の実効性が証明できるのではないかと思います。

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