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#2 教育の基礎とは―ボーディングスクール留学

<金曜日のブログに続きます>
教育の基礎が、知識習得にありそれを一定量まで確実に増やすことが基礎学習の確立というのが今の教育の本流だとすれば、グローバル社会から遠ざかることになるのではないかと思います。
ネットを通じて、世界と繋がる現代では、発想力や独創力などの考える力が求められます。考える力は、問題解決力や率先性などプラスに作用するように思います。その力こそが基礎学習で養われるべきとボーディングスクールでは考えられているように思います。
発想力、想像力を養うことと、知識を増やすことは別なことのように思います。
社会に出て、どれだけ学生時代に学んだいわゆる基礎学習が役に立つでしょうか。もし、それが役に立つことが少ないのであれば、実社会において必要な能力を基礎学習のなかに組み込むことはできないのでしょうか。
社会に出てから求められる力は多様と思いますが、少なくとも知識よりは、創造性や発想性が優位に立ち、時間の使い方、問題解決への積極的な姿勢、思いやりや協調性がそれに続く要素になるように思います。
このような社会性は、暗記教育によって培われるものではありません。
ボーディングスクールでは、暗記のための学習時間をそれほど多く取ることがありません。また、学校の授業以外での補講もほぼありません。1日、寮生が自由に使える時間そのものが2-3時間で、それ以外の時間はおおよそ学校側が決めたプランで動いていきます。また、土日といえども、ある程度のスケジュールがあり、完全自由時間などというボーディングスクールは、アメリカでは皆無に等しいと思います。
留学生たちは、ボーディングスクールの時間の使われ方に驚き、戸惑い、1-2か月は迷走することになりますが、その間に教育の基本が日本のそれとは劇的に変化したことを、体で学び、日常の時間の使い方をボーディングスクール方式に順応していくことになります。
つづく

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