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#3 大学訪問―施設案内について

<前回のブログに続きます>
マサチューセッツ大学、アムハースト校の施設見学、3回目になります。前回は
アートセンターとチャペルという、アメリカの教育を象徴する施設について解説しました。
5、6、7、8番目の見学施設は下記です。
5 Gooden Hall:就職活動、5大学連合連絡オフィス、国内大学情報資料室
6 W.E.B DuBois Library:図書館、28階(大学図書館では世界一高い)、蔵書数580万冊、キャリアセンター、リサーチ室、テクノロジーセンター(コンピュータ、ネットワーク全般支援)、ライティングセンター(作文、論文作成指導)、ボランティアによるチューター指導室あり
7 Honors College:成績優秀者のための施設
8 Recreation Center:スポーツ活動、体育、レクリエーション施設
総学生数が3万人に迫るこの大学を象徴するような建物が28階建ての図書館ではないかと思います。広大なキャンパスの中心に異様に高いこの図書館は、大学のランドマーク的存在です。蔵書数も580万冊というのは、確かに大学の図書施設の中では群を抜く数字と言えるでしょう。
この図書館につけられたW.E.B.DuBois(ダブリュー・イー・ビー・デュボイス=英語、デュボワ=仏語)というのは、アメリカのNAACP(National Association for the Advancement of Colored People:全米黒人地位向上協会)創立者の一人である社会学者として有名な人物にちなんでいます。白人中心の東海岸地方にあって、この人の名前を大学を象徴する建物に採用するところにこの大学の教育の精神とその歴史を感じます。
Honor Collegeというのは、この大学に入学した学生のなかで平均成績が3.4以上の人に与えられた特典的な設備や授業を提供する建物です。全学生の10-15%がこの施設を利用するhonor(栄誉)となっているそうです。学生のやる気を促し、意欲のある学生に惜しみなく大学の機能を活用する特典を与えるという教育方針は日本でも上手に活用できる教育理念のように思います。
ディスカッションを中心としたクラス、そしてHonor学生のための寮施設もこの建物の中にあります。
体育施設を統括する建物がRecreation Centerです。この大学の競技スポーツはDivision1に分類されています。今まで訪問したリベラルアーツ系の大学はいずれもDivision3ですから、さすがにスポーツ分野では、総合大学としてその立場を確保しているといえます。
日本的に言えば体育会に属する競技スポーツ以外にアメリカでは、intramural(自校内)スポーツもあり、この大学もintramuralスポーツ活動も盛んです。学生の40%が何らかの形でスポーツ活動をしているそうです。
つづく

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