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日米教育比較 評価基準

日本が中学、高校、大学受験でテストの点数をかなり重んじるのに対して、アメリカはSATの点数というのは、50%くらいなのではないかと思います。たとえば、アイビーリーグの受験を考えてみると、2200点以上ならばオーケーというように彼らは考えるようです。SATを難解にしたり、複雑化したりして、受験者全体の得点幅を拡大し、上位の生徒を合格させるという方向には進んでいません。
テスト重視イコール、学校の役割はテスト対策となってしまったのでは、それぞれの生徒の個性などあるわけがありません。高得点がそのまま、受験生の価値観となってしまえば、そこに到達するための最短距離教育は、どんな問題が出ても対処できる技術であり、そのための知識の蓄積でしかありません。
本来、学習はより楽しく、興味深く、子どもたちの好奇心を刺激し、満たすようなものであるはずです。たとえば、「歴史に学ぶ」というテーマで、どれだけの本が出版され、世の中の人々に読まれているでしょうか。中国や日本の古典から学ぶという視点で、どれだけの人生訓や処世術に関する本や情報が世の中にあるでしょうか。
その基礎を子どもたちに授けるのが、教育だと思うのですが、歴史などに全く興味を持たず、「暗記はいや」と切り捨ててしまう生徒がたくさんいることが残念のみならず、日本の将来をますます不透明にしてはいないでしょうか。
なぜこれほどまでに試験が重視されるようになったのか、そしてそれがいつまでたっても日本の教育においては変化しないのか、その理由をいろいろな角度から分析して、解釈をしたとしても、日本の教育が急激に変化するとは思えません。
ただ、一つだけ言えることは、日本が貧しく、必死になって、欧米に学び、追いつき、追い越せという時代にあっては、テスト一本の判断基準で教育が行われてもよかったのだと思います。しかし、そのような時代がとっくに去ってしまっても、テストが重んじられているということの矛盾に私たちは気づいてもいいと思います。
幸いなことに、今の日本では、中等教育の選択が可能になりました。そして、世界に目を向けると中等教育の世界で魅力的なものがたくさんあります。また、日本を外から眺めるだけでもたくさんの発見があると思います。
それを実践するかどうかは、生徒とその家族が自主的に決められる世の中になりました。

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