#3 ボーディングスクール留学 あるお母さんの本音
<金曜日のブログに続きます>
―この9月で11年生、そろそろ大学進学について考えるわけですが、日本に戻って来るかあるいは現地で進学するか、その方針は決まっているのでしょうか。
「日本の大学は選択しないと思います。11年生になる前に、大学訪問を実施するのもアメリカの大学を今のうちから知って、その特徴や自分との相性を考えたいからだと思います。学校訪問はこれで3回目ですが、ジュニアボーディングスクール、そして高校としてのボーディングスクールへの訪問の経験がありますからアメリカ東海岸の風土はおおよそ察しがつきます。もちろん、娘はその風土に4年以上、馴染んでいるので、大学訪問も楽しめると思います。」
―そうですね。今回、訪問する大学群は1校を除き、みなリベラルアーツ系の学校です。大学でも少人数による授業や教授と学生の親密感、課題重視、学生が自ら活動して答えを出すというボーディングスクールで日常に行われていることのアップグレードが大学だと私は思います。
「そうですか。私はアメリカの大学の知識が豊富ではありませんが、有名大学にこだわるつもりは全くありません。娘も同様に、自分がやりたいことを大学で追求したいという基本を変えてまで、大学名にこだわることもないでしょう。今の学校の先輩たちの進学先や学校での進路指導などから、娘も自分が大学で何をしたいのか、そのためには、どの学校が最適かなど、今回の学校訪問を起点として、よりはっきりとしたイメージを作ると思います。」
―今回の大学訪問は、初回の訪問と違い、本人の英語力に不安はありません。学校説明の内容も完全に理解できると思いますし、適宜、必要において質問も出来るでしょう。いよいよ親の役割は、本人の経済的援助に絞られるようですね。
「私が今の仕事に全力を尽くせるのも、新しいことに挑戦できるのも、娘が海外で彼女なりに成長していることを実感できるからです。これからも、娘と同じように私も新しいことに挑戦し、成長していきたいと思います。」
―私もお二人の生き方から学ぶことが沢山あります。お嬢さんの自立のためサポートできることは、私の喜びです。