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ボーディングスクール - ESLについて8

<前日のブログに続きます>
おおよその日本からの留学生は、留学が決定してから渡航までかなり楽観的に過ごす傾向があります。わかりやすく言えば、留学が決まったからといって、英語の勉強をするわけではないということです。その様子を毎日見ている親は、そのようなわが子に対して、とかく悲観的になり、批判を繰り返すようになります。それで、子どもがこころを入れ替えて、勉強すればめでたく問題解決となるのですが、現実はそれほど親子にとって甘くはありません。
苛立つ親、行けばどうにかなるという能天気なわが子、このような構図のなかで、実際の留学は実行に移されていきます。問題の核心は、留学において何が最優先かということです。私は物理的には英語力、精神的には好奇心と確信しています。
では、英語力は日本にいてどのようにしたら伸びるのでしょうか。その基本は絶対に「必要な英語の力」を身につけることです。そのためには、英語を使ってみる、試してみる、そしてそれが自分に具体的に跳ね返ってくるような経験をたくさんさせることが必要です。
日本の英語教育は「使う英語・使える英語」から年を追うごとに離れていきます。そして、高校生になると、使える英語とは全く関係ない難しい社会、科学、文化などの論説文のごく一部分の解釈、文法、語法においては、どうでもいいようなことを「知っているか・いないか」を問題にするような知識集積学習が行われていると私は思います。
留学をこころざす生徒諸君にしてみれば、今までの英語学習は面白くもなく、使えるかどうかなどはわからないのです。先の見えない勉強に辟易し、自分の将来を憂うからこそ、おおいなる決断をもって「留学」するわけです。ところが、親はそのような子どもの学習現場の実際はつぶさに知りませんから、「留学→努力」となり、「努力」をせずに留学がなぜ成功するのかという自己啓発の根本理念に立ち帰るわけです。
日本の受験に対応する英語教育を考えてみてください。学者、文化人と呼ばれる専門家があれこれと思案してひねり出した理論や考えのごく一部を、いきなり訳させられる作業も黙々と続ける受験生諸君の忍耐と努力は尋常ではありません。
彼らが学びたいのは、そのような英語ではありません。また、これからグローバルな社会で必要とされる英語は、そのような英語ではないのです。
使える英語、役に立つ英語を学ぶことは、とても楽しいことです。苦痛なことなど何もないのです。大学の一般教養で使われる英文解釈教材などを見ると、内容が30年、40年前など当たり前です。これでは、学習する側が嫌になるのも当然とはいえないでしょうか。
つづく

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