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日曜コラム 雪のボストンにて

金曜日に最後の目的地ボストンに着きました。
20℃を超え、お花見真っ盛りの日本から、真冬に逆戻りしました。
幸いにも午前中の学校訪問は、強い風がふいたもの晴れていました。
これで6校の学校訪問を終えて一安心して、ボストンの中心地、
ガバメントセンター駅からブルー路線の地下鉄で空港まで戻り、
そこからシャトルでホテルに戻りました。
金曜日の昼、お客さんが一人もいない閑散としたホテルのレストランで
食事をして、ロビーから外を見るとなんと雪が降っていました。
午前中、風が肌を刺すような冷たさだったのは、
寒波のせいだったのでしょう。
この雪、2時間以上降り続いています。積もってはいません。
天気予報では雨に変わるとのことでしたが、
今、部屋からそとを眺める限り、その勢いは衰えていません。
「なごり雪」にしては、寒すぎます。
ボストンはアメリカではとても古い歴史のある街です。
そして、世界的に有名な大学も複数あり、学術都市でもあります。
当然、歴史的な遺産もたくさんあるわけですが、
私は、自分の役割が終わるとさっさとホテルに引き上げ、
そこで机に向かいます。時には、部屋に入って数分もしないうちに
バタンキューと寝入ってしまうこともあります。
私にとっては、学校訪問がアメリカ文化を表す一つの尺度であり、
それらを訪問し、見て歩くことが、
そもそも自身の精神の「観光」にもなっています。
英語圏の学校をたくさん見て歩いて感じるのは、
第一に、日本の教育の在り方への疑問であり、
第二に、自分が貢献できることが何はであり、
第三に、それをどのようにして実行できるかということです。
今回の旅で不覚にも風邪をひきました。
残念ですが、3日目以降は、朝夕の運動はできなくなりました。
更には、右目も充血して、体調は良くありません。
それでも、滞りなく学校訪問を終えることができたことに感謝しています。
数百回も海外に出れば、当然のことながら風邪をひくこともあります。
そんなことで、ぐずぐず思い煩うことを私はよしとしません。
毎回の旅、主人公は生徒です。
今回同行したご家族は、お父さんと息子さんでした。
幸いにも、息子さんは留学歴2年なので英語には不自由しません。
外は雪ですが、二人ともボストン近代美術館でじっくりと
絵を眺めていることでしょう。
そして、学校で紹介してもらったボストン一の古いレストランで、
オイスターとロブスターを堪能していると思います。
同行した家族が喜ぶことが、私の学校訪問の主旨であり、哲学でもあります。
嬉しくなければ、勉強をする気にもなれません。
私はすべてのことを笑顔で始めたいといつでも思っています。

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