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2012年 サマースクール-英語力を上達させるために

サマースクールは通常3週間、長いもので5週間程度です。この間に英語力を身につけたいと思うのは、渡航する本人および親の希望であるわけですが、体系的な英語学習には短すぎる期間です。
もし、サマースクールで英語を徹底的に上達させたい場合は、ボストンなどにある韓国系の英語学校が良いと思いますが、SATおよびTOEFL対策が中心ですから、英検2級程度以上の学力がないとついていけません。また、生徒たちは主に韓国からの留学生ですから、学習時間以外は韓国語が会話の中心となるでしょう。
徹底して体系的英語力、すなわち文法と読解、そして語彙数を増やしたければ、英語圏の国でなく、韓国にある英語学校がもっとも効果的で、やる気のある生徒も集まっていると思います。彼らの詰込み型学習は、「学力向上」のためであるならばもっとも合理的であるといっていいと思います。
サマースクールで子どもたちが学ぶものは、英語そのものよりも、文化を異にする同年齢の子どもたちとの交流であり、英語圏の生活や考え方であると思います。英語のまるでできない小学生参加者でも、私の31年間のコンサルタントの経験のなかで、中途帰国をした生徒は一人です。また、日本のように小学、中学、高校という学齢区分は一般的にサマースクールにはありません。大雑把に参加者年齢を12歳~17歳などと決めて、現地に到着後、英語力判定を行い、年齢を加味してクラス編成をします。
小学生から、中学2年生くらいまでの年齢で体験重視型のサマースクールを希望するのであれば、イギリス、スイスをお勧めします。ヨーロッパ各国からの参加者が多く、土日の遠足も世界遺産であるところがほとんどです。若い子どもたちにこそ、このような体験を通じて、生きることへの刺激を受けてほしいと思います。
自分と違う言葉を話し、違う顔、髪の毛の色、授業も英語という環境で日本から参加する子どもたちははたしてどのように3週間あまりを生きてゆくのでしょうか。「与えられた問題」を解くこともなく、解法への指示も解説もなく、午後は屋外で自分の好きなスポーツを「選択する」という、彼らにとって未知なる体験に、子どもたちはどのように対処するのでしょうか。
体験型サマースクールの重要なポイントは、インストラクターの練度と経験です。
英語を知らなくても、彼らを導けるのは、先生や担当者の経験的知識によるところが多いと思います。言葉がわからなければ、絵を使う、態度で示す、そしてなによりも、彼らを認めてほめる、という日常が、参加者に安心を与えます。そのような学習文化が存在することも彼らにとって驚きでしょう。そして、自分と違った人たちに興味を持つようになります。興味が深い関心に変化すると、知識に対する意欲が刺激されます。そうすると、彼らは自ら勝手に動くようになります。そのメカニズムが彼らの「これから」の社会性と生きる力を養うことになります。

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