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ボーディングスクール留学後の大学選択

大学の選択肢を広げるために、一番先に問われるのが英語力です。
ボーディングスクール卒業後、日本の大学に進学をする場合の
目安となるのがTOEFLやIELTSのスコアです。
入学難易度が最も高い大学群への合格目安となるのが、TOEFL100点以上、
その次の大学群が80点以上などと、
TOEFLの点数が偏差値の代わりをしています。
日本の受験においては、アメリカのような出願者本人の作文が
多くはなく、大学個別の試験を実施するか、あるいは書類選考なので、
出願の完成にはそれほど苦労はないと思います。
また、学校の選択においても、東京と大阪、そしていくつかの
主要都市に多くの大学が集中しているので、
学校選択にもそれほど苦慮しないように思います。
大学数は、アメリカ以外の英語圏の国は
日本と比べて、おおよそ少ないように思います。
ニュージーランドが公立8校、私立1校、
オーストラリアが公立30校あまりで私立が数校、
イギリスは公立が100校あまりです。
アメリカは公立、私立ともその数は1000を超えます。
自分が学びたいこと、地域の特性、学校の個性などを考え、
いくつかの大学選択のためのウェブを調べ、在校生から話を聞くなど、
学校を選ぶまでの過程を楽しまないことには、
精神的にも疲労してしまいます。
ボーディングスクールのカレッジカウンセラーは、本人の学習データから
大学を選択して、生徒に勧めるという作業はしません。
あくまでも、出願先を決めるのは、本人の役割です。
決めるための基本的なデータやノウハウを提供するのが
カレッジカウンセラーの役割となります。
アメリカのように土地が広大で、各州の独立性、独自性が強い国は、
そもそも偏差値という数字で統一的な評価を下すのには、
到底向かない国ではないかと思います。
「自分が大学で追求したいものは何か」ということが決まっていないと、
アメリカの大学選択は難しいと思われていますが、
エクセターやアンドーバーで学ぶ生徒が、理路整然と自分の進路を語り、
明確な方向性を持っているかと言えば、必ずしもそうではありません。
それ故に、アメリカの大学生活2年間の教養課程は、
学生が専攻を変えることが簡単にできるようになっていると思います。

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