留学コンシェルジュ

スロー文明 → ゼロからの出発1 

英語圏の国々を旅すると、「何もなさ」を考えさせられる時があります。
日本にいて、人口のものに取り囲まれて生活しているので、
普段は気づくことのないこの何もなさをもしかすると、
日本からの留学生たちは感じているのかどうか、ふと考えます。
今回同行した生徒とお母さんは、体調も戻り、食事も取れるようになり、
ほっと一安心、そして明日が学校訪問の最終日です。
さて、昨日の夕食のおり、子育てについて話が及び、
お母さんは、子どもたちに残してあげられるのは「教育」と明言しました。
目に見える物理的なものは、子どもたちに残すつもりはないそうです。
スローな文明、ファースト文明、自然とそれらの文明のかかわり、
そして、地球の未来、子どもたちの将来など、
今人類の存在が曲がり角にさしかかっているなかで、
私が次の世代にできることは何だろうかと思う時、
それは「教育」と確信を持って言うことができます。
私の考えている教育論は、生きることをゼロから
組み直すことではないだろうかと思います。
日本で受けた教育とは、全く異質にして、とても厳しく
自分と向かい合うことを求められる教育。
そのスタートの半年間は、教育ではなく、サバイバルゲームと言ったほうが
正しく、やっと生活に慣れ、文化を学習し終えれば、
今度はたくさんの本来の勉強が待ち受けています。
日本で体験したこともない「学習」に戸惑う留学生もいますし、
日本よりやればできて、誉めてくれるその文化に、フィットして
学習実績を日本よりも早く大きく伸ばす生徒もいます。
そのチャンスに賭けるためには、住み慣れた日本を離れなければなりません。
10代の前半でその試練に耐えられるかどうか。
私の経験のおもむく結論は、年齢とは全く関係ない
個人の意識の強さにより、異文化体験は成功か否かに分かれるのですが、
一般の人にとっては、10代前半の留学はとてつもない「賭け」なのだと思います。
当然のことながら、私はなるべく多くの人にこの賭けにチャレンジして
もらいたく思いますし、それを応援するのが私の仕事です。
ニュージーランドで立ち寄ったスーパーでレタス、ひげそりなど
いくつかの商品価格を日本と比較してみると、ほとんど変わらないか、
ニュージーランドが割高になっていました。
不動産も同様で、豪華な一戸建ては1億を軽く超えますし、
安くても一戸建てなら1000万円以下という物件はここダニーデンの
不動産屋さんの店頭では見られませんでした。
人口が日本の30分の1くらいなのに、生活物価がそれほど
変わらないということは、ここの人々はかなり倹約しているのでは
ないかと思いました。
日本の豊かさ、便利さから離れた子どもたちは、さぞかし戸惑うでしょう。
精神的、物理的に困ることもあるでしょう。
だから、ものでなくて、人のこころを子どもたちは感じられるようになる。
私はそう信じるが故に、この仕事を続けることができます。

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