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リーダーシップ教育について2

世界の学校のなかで、リーダーシップ教育を教科あるいは授業として行っている学校は、極めてまれです。リーダーシップというものが、「学習」によって達成される課題であるよりも、より広範に、より普遍的に扱わなくてはいけない教育のテーマであるに違いありません。
リーダーシップは外部的要因と自らの意思という内部要因がうまく結びついたときに、生徒にとりそれを学び発揮する条件が整うと思います。リーダーシップのみを学ぶために留学をする中高生はいないと思いますが、結果的にそれを身につけることが、彼らの将来にとても大きな影響を与えると思います。特にこれからの時代は、好むと好まざるとにかかわらず、大小のリーダーシップを使い分ける、あるいは自分に合ったものを探せることが重要なのではないでしょうか。
外部要因として、リーダーシップを引き出す側、すなわち先生方に必要なことは、子どもたちを認め、誉め、愛するという教育の3原則を恒に実践することです。私は10代半ばの留学希望者という、いわばメジャーでない日本の中学・高校生と話す機会が多く、彼らが一様に言うのは、皆と同じでなければならないことに対する不満です。皆と違えば、誉められない、認められない、愛されないという極端さはなくても、同じことを求められることに、子どもたちは馴れっ子になっていて、徐々に自分を出さなくなっているのではないかと思います。
学校訪問の度に、英語圏の学校を見た親や生徒が驚くのは、先生と生徒の関係です。お互いに率直であり、ストレートであり、それゆえの親近感もあるということです。この感覚にあまりにも慣れすぎてしまっている私は彼らの驚きが私の驚きになります。「日本の学校では、先生と生徒は英語圏の学校よりも相当の距離があるのだ」という驚きです。
内部要因をひとことでいえば、自信であると思います。「人前で話すことは好きじゃない」、「ひとりでパソコンに向かっているのが、楽しい」、「スポーツは苦手だし、音楽も絵画もダンスも興味ない」などと子どもがいえば、「それじゃあリーダーシップは無理だ」となりそうです。ところが、そんなことをいう生徒を何百、何千人と見てきた、先生にとっては、So what?となります。
そこが「原点ではないか」ということではないでしょうか。始めから完成されている生徒などいないのだから、良いところを探せばいい。そこから始めればいい。
そのように生徒をみることで、彼らはまず「安心」するのです。「自分にでもできる」、「自分にもできる」と思うようになります。その気持ちがないと、いくら外から刺激しても、一向に生徒たちは動こうとしないのではないでしょうか。
つづく

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