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ニュージーランド留学 高1:地理のクラス詳細

先日、ご紹介したニュージーランドの高校での地理(高1)クラスの
リサーチペーパーをより詳しく見てゆきたいと思います。
下記の原文は英語です。
―(国別)人口(その年齢構成)のパターンについて
若者人口が多い国々は、アフリカ、中央アメリカとアジアの一部となっている。
老齢人口が北半球全体に散らばっているが、カナダ、ヨーロッパ、
日本に傾向が顕著である。
―なぜ、特定の国の人口構成において若者人口が多くを占めるのか
これらの国々においては、人々が健康に暮らすための、医薬品、病院、
食品、資金などが不十分である。多くの人々が干ばつなどの自然災害に
よって死亡する。食物や水が不十分であるからである。
この若者人口の多い地域では子どもの出生率が高い。
子どもをたくさん産んで、彼らが働き食い扶持を得るためである。
若い人たちは多いが、長寿ではない。
国には資金が少なく、政府は人々の健康と老人への保護ができない。
―なぜ、特定の国に人口構成において老齢人口が多くを占めるのか
経済的に発展した国においては出生率が低く、人々は長生きをする。
60歳から65歳くらいまで働けるので、多くの子どもを必要としない。
医療サービスは充実していて、高度である。
温暖な気候で進歩した農業技術があり、農作物は良く育つ。
政府は老人の保護に手厚いが、多くの子どものいる家庭への
支援をしてはいない。
―若者人口が多い場合の(国家に対する)効果と影響
若者人口の多い国は豊富な労働力があり、医療、社会、教育に
投資が可能で、生産力を増し、経済力をつけるために、
工業や技術により多額の資金も使える。
労働力は将来に対する可能性を秘めている。
資源や工業があるとすれば、多くの労働力を必要とする。
労働力を提供できれば、国は進展してゆく。
―アフリカ大陸、サハラ以南諸国における老齢者層
2006年、この地域の人口の44%は15歳以下であり、これは
世界の中でもっとも若い人口構成となっている。
ヨーロッパでのこの比率は15%である。
アフリカ、サハラ諸国の出生率は一家族あたり、5.5人であり、
これも世界最高である。多くの労働者がそこにはいる。
より仕事をする機会が増える―2030年までに、この地域の国々で
の出生率は増えだろう。多くのアジアとラテンアメリカの国々でも
同様の傾向にある。
・老齢人口が多い場合の(国家に対する)効果と影響
老齢人口の増加は労働者人口の減少をもたらす。それは、
年金支払い額の増加や医療関連支払い金額の増加によって、
経済に大きな影響を与える。それにより、税金が上がる。
家族を支える費用を捻出するために、女性が仕事に就き、
これらの国々においては出生率が低下する。
・日本の老齢人口について
日本を例にとると、老齢人口層の増加は政府の支出に大きく影響した。
多額の費用が子どもの福祉、健康関連費用として蓄えられている。
税収入の6%がそれらに充てられている。
1992年に社会福祉への支出は税収の18%であったが、2025年には
27%となることが予測される。理由は65歳以上の国民が21%となるからだ。
65歳以上の年齢層は以前には11.6%であったが、
2030年までには25.6%となる。
3人の労働者が2人の非労働者を支えることになる。
(65歳以上の非労働者:15歳~65歳の労働者=2:3)

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