留学コンシェルジュ

これからの教育とコンサルタント その4

10代の留学とは、「海外に苦労を買いにゆくこと」とわが子
二人を留学させたお母さんに言ったところ、
「苦労じゃないですよ、子どもたちは、貧困も明日のごはんを
どうするかも留学では経験していませんから・・」
―物理的にはお母さんの言うとおりですが、精神面の苦労は
あると思います。
「それはあると思いますけど、斉藤さん、基本は生きてゆくことです」
―・・・、はぁ。そうですね。
このお母さんの息子さんは、留学後日本の大学を卒業し、
IT関連企業に勤めて、ヨーロッパへの出張が多い忙しい
日々を送っています。
お嬢さんはアートが好きな人で、ネット上で自分のブランドを
立ち上げて、デザインの道に進んでいるとのことでした。
留学は思い立ってから実行するまでに半年から1年くらいの
準備期間があります。
この期間のなかでも、日本の学校生活から海外へと切り替えるために、
子どもたちの精神性は明確な自己表現、相手の気持ちの理解など、
数値化できない成長を私は頻繁に感じます。
そのようなとき、私はいつも「ホッ」とします。とても安心できます。
「そんなことくらいで安心されては困ります」と言われそうですが、
この直観的安心感は99%間違っていません。
この留学希望者たちのかすかな意識の変化による自己確立の芽生えは、
彼らが自らのために、自らにより、達成したといえますが、
その背景として、家族全体の文化が少しだけある方向に
移動したと私は考えています。
ある方向とは、家族同士の「愛」であると思っています。
前述のお母さんに、「家族の愛が深くなる」と言えば、
「斉藤さん、うまいことおっしゃいますね。
愛だけじゃ食べてゆけませんが、食べるための元気のもとは、
そこから作られますね」と言うのではないかと想像しています。
コンサルタントという仕事は先生ではありませんから、
生徒に直接教科を教えるということは稀です。
しかし、直接、間接に彼らの成績はモニターします。
また、日本にいるご家族に学校からの情報や、
お父さん、お母さんの意思を学校に伝えることも重要な仕事です。
いわば、その家族に対する教育全般担当者となるわけです。
教育担当者として、最も重要なのが、それぞれの家族の教育文化を
理解するという作業です。
留学の目的、留学後の進路、将来の仕事観、幸福観、人生観など
それぞれの家族のゴールを理解し、そのゴールと海外の学校との
相性を考え、時には学校や家族に対しても、NOといえる勇気を持ち、
卒業までリードするのがコンサルタントです。
留学後、1-2年して、本人も家族も学校システムを理解し、
英語力も向上し、海外へも親が独自で足を運べるようになれば、
私の「お世話」は不要になります。
そんな時は、「いい仕事をさせてもらった」と私は思います。
それぞれの家族に独自の幸福観があります。
それをわが子に、いままでとは全く違う海外というステージで達成させる、
もちろん、それが終わりではなく、あらたな門出となるわけです。
私はコンサルタントして、そのようなチャンスを作ってくれたご家族に
感謝するとともに、その経験を未来のご家族のために
提供させていただきたいと思っています。

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