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ニュージーランド留学-ホームステイでのトラブル1

卒業を目的とした留学でのホームステイは一般的に滞在期間の限定はありません。家庭の事情が急変しない限り、卒業までの留学生活はホストファミリーと一緒にすることになります。
ホームステイでのトラブルはおおよそ留学生とホストとのコミュニケーション不足によってもたらされますが、問題解決のために最も必要なことは、留学生本人が現場でどのように問題に向き合い、解決のための努力をするかということです。
今までにあった本人からホストへの問題提起を下記に示します。
・門限が早すぎる
・食事がおいしくなく、ファーストフードが多い
・小さな子どもがうるさい
・ホストマザーがルーズで時間を守らない
・ホストマザーが口うるさい(学業、生活面で)
・他の留学生がホームステイしていてうまくやってゆけない
・朝、ホストが起こしてくれない
・ホストの電気代などの節約が徹底していてついてゆけない
・食事の食べ残しをそのままペットに食べさせた
本人からの不満の一部を列挙しましたが、大切なことは、ホストファミリーも同様に留学生に対する不満があるということです。ホームステイのトラブルは、人間関係のトラブルですから、ホストないしは留学生のいずれかがゼロで一方が100パーセント悪いという状況はあり得ないと私は思っています。異文化に加えて、個別の家庭の「文化」を理解することは、簡単ではありません。
「ホームステイ生活」という科目として、私は留学生に単位を認めても良いと真剣に考えています。
留学初期、ほとんどの留学生がホストへの不満を正確には相手に伝えられません。「英語ができないから」ではないのです。広義な意味で相手に不満を直接伝えるという文化を、日本という国が英語圏ほど明確には持っていないのです。子どもたちの不満はすなわち「愚痴」として、お母さんに「最初に」もたらされるケースが多いのが、ホームステイ留学の現実であると思います。それを受けたお母さんは、当然本人の不満を私に伝えるわけですが、留学生本人が「どうしたい」という結論を持っていないと、どのようなかたちで現地に指示やお願いをしたらよいのかがわかりません。
・ホームステイを変えたい
・ホストマザーと話し合いたい
・それとも単なる「愚痴」としてお母さんに聞いてもらえば気が済む
学習面と違い、ホストとの生活は直接、本人の意見が反映されなければなりません。そのことを周囲がわかっていないと、留学生指導は難しくなってしまいます。熟練した留学生担当者は日本人の「文化」を理解していますから、「なぜ、どうして」などといきなりストレートな質問はしません。
十分に本人の話を聞く(通訳は通常学校が手配してくれます)、問題解決のいくつかのヒントを示唆し、一定の期間で試す機会を与える、そしてまた会うということを繰り返して、留学生のこころを開き、「安心して意見が言える」状況を作り出すことが、トラブルシュートの第一歩となります。

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