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ニュージーランド留学-Decile制度について

ニュージーランドでは居住地域をディーサイル(Decile)による1から10までのランクに分けていてそれが公示されています。ディーサイルとはそれぞれの住区域の住民の所得を基準に1から10までに区分けして示したもので、10が最高ランクです。
ニュージーランドの初等・中等教育学校情報を網羅しているニュージーランドの教育省(Ministry of Education)のTKIサイトでは、すべての学校の所在地、電話番号、メールアドレス、生徒数、運営形態(公立、私立、統合学校)、寮の有無などの基本情報のなかにDecileを加えて表示しています。英語圏の国々でそれぞれの学校のある地域住民の所得をランク分けして公示しているのはニュージーランド以外にありません。
ニュージーランドの留学生受け入れはいわば国策として90年代半ばよりはじまりましたが、外国人にとり留学先校を選定するに当たり、このDecileは一つの目安となると思います。Decileが低いからといって、学校としての機能に極端な支障があるわけではありません。また、Decileが高い地域にある学校の教育の質が保証されるということもありません。しかし、学校データを総合する中で、ディーサイル値をふまえて考えると、よりはっきりとした学校の性格が裏付けられると私は考えています。
ニュージーランドでは、フルフィー生徒(授業料が税金により支払われない生徒)を受け入れることは、それぞれの学校を運営する上で大切な財源となります。したがって、ホームページや学校のパンフレットでは、留学生募集に関する良いことのみが列挙され、選択する側は「選ぶ基準」に迷います。
通常、ニュージーランドの学校のホームページではDecileをあえて伝えているところはきわめてまれです。また、選定する側の人々でも、ニュージーランドで生活をしたことがなければ、Decile制度そのものを知らない人も多くいます。
私はニュージーランドの学校を訪問するときに、それぞれの学校でディーサイル値について留学担当者に質問します。その値を担当者がどのようにとらえ、留学生のお世話にどのように影響するかを確認するためです。
ニュージーランドという国は、日本と比較して人口密度の低さと、産業立国ではないという特質があります。自国で車、電気製品といった現代文明の便利さ、豊かさの象徴であるものを作らない国です。当然のことながら、アメリカのような貧富の差は感じられず、社会福祉、自然保護といった分野は日本よりも手厚いと思います。そのような国だからこそ、ディーサイル値が公開されていて、それが不自然にならないのだと思います。

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