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東日本大震災-ローソクあかりでの会話

1日2回、合計6時間の計画停電が自宅エリアでは行われています。
30年前の大きなキャンドルのほのかな光の中で昨夜日が落ちてから、
2時間ほど過ごしました。
子どもたちが出ていたので、家内と2人で暗がりのなかで相対し、
話を切り出したのはわたしでした。
自分の親の話、子どもの話など、「2時間も暗がりでどうする」と思っていましたが、
話すしかないとなると、「結構話題はあるもんだ」と変な納得をしました。
「被災地のコンビニでね、一人、おじいさんが
『おらハもー、おしめーだ』って言ったんだって、
そしたらね、じいさんの後ろにいた若いあんちゃんが、『じいさん、
僕たちがね、一所懸命働いて、もとの生活に戻してやっから』だってさ」
「2歳の子がね、ばたばたと外に行こうとするんだって。
お母さんが、『どこへ行くの』って聞いたら、『地震をやっつけに行く』だってさ」
「いい話だなあ、涙がでてくらぁ、それどこで聞いたんだ」と私が言うと、
「ツイッターみれば、山ほどあるわよ」だそうです。
日本人の行儀のよさ、冷静さ、粘り強さが世界で称賛されるなかで、
会社や組織は「こてんぱにやられている」と言っていいと思います。
こてんぱにやる方を聞けば聞くほどもっともなことを言っているから、
よけいに残念でなりません。
停電で駐輪場が解放されたと思ったら、入ったところでおじさんから、
「帰りのチケットです」と清算券を渡されました。
私鉄各線の変則ダイヤで普通運賃を払って通勤しなければならない人も
たくさんいると思います。
そのようなお金はどこに行くのかとふと考えました。
それは企業や組織が儲けるのではなくて、被災した人たちを救うために
必ず使われるのだろうと思います。
「それが日本だぜ」と私は胸を張りたく、自分の国を誇りたく、
原発に被ばくの不安を抱えていても「放水に行く」人たちに感謝と
敬意を表したいと思います。
ローソクあかりの会話の続きです。
「今のわけーのも、てえしたもんだぜ」と私。
「あんたも私も生かされてきたんだからさ、もう若い人に譲ろうね、
何かあったらさ」
「そりゃ、そーだ。そんときゃ、まかしとけ」などと、精神の勇ましさが、
私と家内のほの明かりの空間を演出してくれました。
何かあってもなくても、私はこの仕事を通して、若い人たちの役に立ちたい、
彼らの生きる力を見続けていたいと思っています。

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