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生徒との二人旅-学校訪問ツアー

生徒と学校訪問に出かけるとたくさんの発見があります。
以前にもブログでご紹介させていただきましたが、
訪問初日と最終日では彼らの態度、意識、そして英語力に
明確な違いが認められます。
私は学校訪問ツアーにおいて、生徒たちを子ども扱いしません。
施設見学で現地の生徒たちが熱心に学校の説明をしてくれますが、
いちいちそれを訳しません。それをすると全体の流れが滞るからです。
学校間移動のドライブ中、おおよそ生徒たちは私の隣で眠っています。
ホテルに帰ってきてからも、翌日の打ち合わせと、夕食の時間を決めれば、
観光はしませんし、自由時間は彼らの任せるままにしています。
すべては、彼らが実際の学校生活を始めるための「序」として
学校訪問をとらえています。
初日は食事のオーダーなどは私がしますが、
自分の食べたいものは自分で注文することを促します。
英語の知識はそれほどなく、TOEFLも点数にはならない彼らであっても、
1週間でレストランでの注文も、学校でのあいさつも、いろいろな場面で
Thank youという言葉も自然に出るようになります。
私は彼らに現場を知ってもらうためのこのツアーが好きです。
さて、ツアー中に私は彼らの精神的なものを図る尺度として食事の
状態をいつも気にします。
異文化にあり、親の庇護がないなかで、それでも当たり前のように
食が太い子は心配なしというのが私の経験です。
みな成長しきっていないなかで、とにかく良く食べるということを
私は大切にしたいと思っています。
あえて異文化で一人で生活してゆくということの根拠を
彼らはどこに感じ、それを成長させ、行動に移すのかということが
私の追求している「教育」なのだと思います。
彼らと生活を共にしていると、彼らの日常を
少しばかりしることができます。
そして、私がひとつだけ気にかけることは、
自分よりも「相手を先に考える」ということにほかなりません。
二人で食事をするときは、できるだけ分かち合うこと、
自分が何かを欲しているときは、相手も同様だという前提を持つこと、
おそらく、ボーディングスクールという集団はこのようなことを、
極めて重要に考えているところだと思います。
私の世代の人たちは、社会的に必要な生きるための項目は
親でなく社会から学んだのではないかと思います。
現代は、その社会の範囲が狭く、個人の世界が拡大したために、
ある程度の「勝手」は誰も気にしないのかもしれません。
しかし、異文化の中で彼らがことばや文化というハンディを背負って
生きてゆくためには、「勝手」を徹底排除して、
フェアーな「自己主張」を学ばなければなりません。
どんな時にあっても、私はボーディングスクールを
「基礎教育」の場ととらえ、子どもたちにその大切さを
妥協せずに伝えたいと思っています。

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