学校訪問について-ボーディングスクール留学
10代の留学は家族で作り上げて行く壮大なプロジェクトであると思います。
その中で私が力を入れて考えているのが、
自分が学ぶ学校を訪問してみるということです。
学校訪問をすることで得られる効果を列挙してみます。
・ 学習環境とその安全性を確認できる
・ そこで学ぶ学生と先生、スタッフに直接なんでも質問できる
・ 施設、設備などを確認できる
・ 日本からの旅程、ルートを確認できる
・ 親子で学校について共通の認識が持てる
上記でもっとも私が大切にしたいことは、
最後の「親子で学校を知る」ということです。
それに至るまでのストーリーをスタートさせていただきます。
私の教育コンサルタントとしての多くの学校訪問の経験から言えることは、
アメリカを中心として、学校を訪問している時間よりも移動時間の方が長のです。
ボーディングスクールは都市にはほとんどありません。
日本でたとえれば午前の早い時間に埼玉の学校を
見学して昼食は高速道路のドライブイン、
3時ころに名古屋郊外の学校を見学、そののち京都、伏見の学校見学のため
その付近に宿泊。
翌日1校見学のち、神戸郊外の学校見学、飛行機で長崎に移動して、
翌日現地学校を訪問といったように、3日間ほどで1000キロ以上
移動することも珍しくはありません。
私が同行する場合でも、家族のみで学校訪問をする場合でも、
親は名ツアーコンダクターであってほしいと私は思います。
学校訪問のアポ取り、旅程が決まったら飛行機の予約、
宿泊場所の確保と移動ルート設定と地上交通機関の手配、
通常はコンサルタントがすべてをしますが、旅なれた親であれば、
なじみの旅行会社に学校のアポ取り以外は依頼できます。
また、なかにはご夫婦で1日に500キロ以上走破される人もいます。
すべてはわが子のためです。
(しかし、無理な計画は絶対に避けてください)
ボーディングスクールは大変な田舎にありますので、
場所によってはレストランが無く、
テイクアウトのチャイニーズフードを車の中で食べることや、
アメリカサイズがわからずに2倍の量のピザを注文してしまうことや、
お昼を食べずに走ることもあり得ます。
道に迷って真夜中にホテルに着くことや、
大雪ため空港で足止めされることもあります。
トラブルがあっても、考え方を切り替えて、
さあリスケ(再スケジュール)をしようとリーダーであるお父さん
(あるいはお母さん)には振舞ってほしいと思います。
つづく