留学コンシェルジュ

プリミティブ(原始的)な発想

子どもたちに本来備わっている環境への適応と自己保存力を
私はこの仕事の中心に置いています。
ひとことで言えば「生きてゆく力」と言えると思います。
留学するということをもう一度冷静に考えてみるとそれは
かなり過酷な状況にあえてチャレンジすることにほかなりません。
過酷な状況を整理してみます。
・ 言葉が通じない(コミュニケーションができない)
・ 日常の常識が一転して非常識となることが多い
・ リラックスできる他人(友達)がいない
・ 頼る人物がわからない
・ 相手が読めない
10代の半ばにして「精神の孤島」に行く彼らを支えているものは
状況を受入れ対応する「生きる力」と私は実感します。
この力は人に平等に与えられている力であると思います。
「うちの子は『生きる力』がないから・・・、」などとお母さん、
お父さんが考え、
「だから留学させるの」
ということも私は否定しませんが、親が思っているよりも、
わが子はできることもあり、できないこともありうるのだと思います。
留学する本人と親との納得がそれゆえに必要なのだと思います。
子どもたちの「生きる力」を実感したときのことを私は折々ブログに
書いてきましたが、その根源はいったい何だろうといつも考えています。
そして、その生きる力というのは「10代の特権なんだろうか」という
ことも自問自答しています。
標題のプリミティブな発想というのは、
ある生徒との会話の中から出た言葉です。
豊かさ、便利さ、過保護的、バーチャル世界など、若者を取巻く環境は、
技術的進歩のなかで日ごとに変わってゆくと言っても良い状況です。
ゆえに原点への回帰を家族全体で考えてもらいたい、
そのように思います。
ほとんどの子どもたちが、留学して1年もたてば
生活英語に不自由をしなくなります。
その間に彼らは失敗から学び、異文化という鏡に写る自分を
客観視できるなるとともに、異文化そのものに対しても、
自分なりのスタンダードを持つようになります。
その過程は幼少児が言語習得をし、語彙数を日々の生活の中で
増やしてゆくことと類似しているとも思います。
そして、彼らは自分の将来に対する志向性を
徐々に固めて行くと考えられるのではないでしょうか。
英語力とひとことで言っても、そのニーズは千差万別です。
生活レベルなのか、自分が追求したい専門ともいえる分野で
必要なレベルなのかで日々の生活パターンが変化します。
留学生一人ひとりにそれに早く気付いてほしいと思います。
ゲーム感覚で得点を増やしてゆく、それが本人に合っているのであれば、
それはその人にとって最良の方法でしょう。
Language Artと呼ばれる、思考形態や発想、着想に関することに
興味があれば、それから取り組めるのも、
ひとクラス10名程度であれば、可能でしょう。
海の向こうで手を振り続ける家族がいるから、
精神も質素倹約になれる、やはりプリミティブは発想の原点は、
親の存在の認識にあるのではないでしょうか。
つづく

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