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「知」は海を渡って来る-その3

前日のブログに続きます。
企業や社会の最前線での情報が中等教育で反映されないのは、
ほぼ自明な事柄であると私は思います。
子どもたちに限らず大学受験の英語などを例にとっても、
発音から始まり、四択正誤文法問題、長文下線部訳、内容正誤、和文英訳、
など明治時代からどれほど変化したでしょうか。
とにかく、一端固定されてしまうと、それを変えるのにとてつもない時間と
労力がかかるのが不思議なくらいです。
余談ですがアメリカでは、
ペーパーベースTOEFLの弊害がアメリカ大学当局より批判されてから、
10年ほどの間にTOEFLは2回の劇的な変化を遂げました。
現在のIBT(インターネットによるTOEFL)に四択正誤文法問題は
ほとんどなくなりました。そして、機械的採点が面倒なスピーキングや、
リスニングなども工夫を凝らして、大学側のニーズに答えています。
余談を終わります。
私はそろそろ、知を外に求め、出てゆくというアクションの選択肢を
私たちが持つべきであると思います。
グローバル化、情報や金融のビッグバンというのは、一言で言えば
個人や団体、組織が地球規模のネットワークで結ばれることであると思います。
「知は海を渡ってくる」という概念をドラスティックに変えられないのであれば、
それを残したままで一挙に選択肢を世界規模にすることのデメリットは
ないと思います。
このままの状態であれば、英語が受身の学習から、さらに知識偏重の学習になり、
多くの人がものにならない「英語学習」に時間を費やすことになります。
グローバル化と逆行する状況は避けなければなりません。
卑近な例で恐縮ですが、私の家内は短大卒ですが、英語をほとんど理解しません。
中学、高校、大学と8年間勉強したにもかかわらず、
大学時代の英語クラスなどは、とにかく「恐怖」に等しい概念を
持ってしまったようです。
その原因は50%以上、本人にあると思いますが、
時間と労力を「使える英語」に費やすことはできないものでしょうか。
すこしでも日本を出るときに使えれば良いと思います。
私の接する留学生のお母さん方は、そのほとんどの人が英語と戦っています。
大変古風で日本的価値観を持ったお母さん方は、「英語を勉強しておけばよかった」
と述懐しますが、「使える英語くらいはどうにかなります」と彼女らが
自信を持てれば、子どもたちとの世界もその視野をより広げられると思うのです。
つづく

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