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#3 ジュニアボーディングスクールから高校へ

<昨日のブログに続きます>
小学校を終えた生徒が英語圏で親元を離れて寮生活を行うことは、彼らの人生のなかで最も過酷で厳しい体験といえると思います。しかしながら、彼らの精神の柔軟性は驚くべき適応力、順応力を発揮します。
昨日のブログで寮生活大変さの一部をご紹介しましたが、彼らを大きく成長させる要素は、人間関係を健全に維持するための自らの行動を変えることにあると思います。
授業においては、常に意見を求められます。正解、不正解という今までの学習方法と違い、考え方が問われるわけです。国語としての英語クラス、社会のクラスでは、教科書に盛られた情報を正確に理解し、それを活用できるかということよりも、「君はどう思うか」ということが中心になって授業が展開されていきます。
15名程度の少人数クラスであるがゆえに、授業の主役は講義をする先生ではなく、自分の意見を述べる生徒たちです。覚えることが日本に比べると大きく減り、その代わりに考えること、それを上手に表現する方法、技術などが学校での学びの中心を占めるようになっていきます。
ジュニアボーディングスクールで無理なく考える授業、発表する授業に慣れていけば高校としてのボーディングスクールに適応できます。もちろん、発展的には大学まで授業のスタイルはアメリカではかわらないといっていいと思います。
では、ボーディングスクールの生徒たちは、膨大な知識をどこでどのようにして学んでいるのでしょうか。
国語としての英語の語彙については、おそらく読書量を増やすことで自然に増えるのではないかと思います。日本の中学、高校に比べるとボーディングスクールが生徒に課する読書量はかなり多いのではないかと思います。多読によって、英語力を上げているのではないかと思います。
歴史、政治、経済といった社会科については、そもそも膨大な知識がアメリカの大学入試では必ずしも必要とされることはありません。基礎学力は、英語と数学が基本で、大学が独自に3科目や5科目による試験を実施することがないからです。試験をしない代わりに、成績が重視されることになります。
つづく

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