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訃報、キャッチャー・インザ・ライの著者 J.D.サリンジャー

若者視線でアメリカ東部のボーディングスクールを描いた伝説の作家、
J.D.サリンジャーさんが他界されました。91歳でした。
キャッチャー・インザ・ライは自身32歳(1951年)の作品で
毎日JPによると現在まで約6500部が売れ、
毎年25万部が売れているそうです。
村上春樹訳「キャッチャー・インザ・ライ」(03年)を読まれた方も、
たくさんいらっしゃると思います。
彼の本を読んでいる最中、私は自分が10代にワープして、
ひとそのものよりも金銭に価値を置く「大人」や、
自分の考えを若者に押し付ける「大人」に対する、
彼独特の表現に自分の青春時代がオーバーラップしました。
「勉強は何のため」という疑問に誰も答えてくれない寂しさ、
やさしい大人のたまげた下心、
普通の人の良心、
彼の小説は、私の生まれる前に書かれましたが、
とうに青春時代は過ぎている私のこころに、
突風をぶっつけるようなインパクトを与えました。
昔ならジェームス・ディーン、現代ならブラピーが
主人公、ホールデン・コールフィールドを演じたら、
超人気になるのではないかなあなどと空想しています。
小説の舞台は、東海岸のボーディングスクールです。
そして、私は現代のボーディングスクールに日本の生徒を、
お世話する仕事をしています。私がお世話する生徒たちがもし私に
「斉藤さん、キャッチャー・インザ・ライの世界って本当なんですか」
と問われたら、
「あれは小説です、しかしサリンジャーの目線は自分の高校時代とも重なるところがある」
と答えます。
そこがスタートであり、人の多様性を知り、ときに激しく人とぶつかり、
悩み、苦しみ、その向こうに自分という像を結ぶのだと思います。
えらそうな回答ですが、私はもう人と激しくぶつかりたくはありません。
人間関係で悩み、苦しみたくもありません。
私がお世話する生徒たちには、自分で留学を体験し、
自分独自の世界を拓いてもらいたいと思っています。
サリンジャーさんのご冥福を祈ります。
これからも若い人たちにインパクトを与え続けてください。

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