芸術と学業の両立に成功しているボーディングスクール
Idyllwild Arts Academyの校長、ビル・ローマンさんと入試事務局のマレック・プラムカさんが来社されました。ストリートアーティストとして今、アメリカでもっとも注目されオバマ大統領の肖像画を描いたことで世界から注目されているシェパード・フェアリーはIdyllwild Arts Academy、1988年の卒業生です。
ノースカロライナの美術学校を退学させられた彼の個性と特性を評価し、褒めて、彼を世界のストリートアーティストにまで成長させたIdyllwild Arts Academyの教育の基本をビルさんは3つの言葉で締めくくりました。
生徒の人格を尊重し、人として対等に接すること
生徒の個性と特性を引き出してあげることが教師の喜び
生徒と共に芸術の素晴らしさを共感できる環境を作ること
彼のおおらかな人間性と、芸術に対する深い理解と愛情はこれからも多くの世界的なアーティストを輩出し続けることと思います。
ビルさんは日本からの留学生を80年代から受け入れています。午後の時間は音楽、美術、映像、演劇、ダンス、彫刻、陶芸などの幅広いジャンルから自分の好きな芸術に専念できるこの学校では、芸術への情熱があれば入学に際しての英語力はそれほど重視されません。
右写真:国立スミソニアン博物館現代美術館に公式公開されたObama大統領の肖像画
左写真:中央、Idyllwild Arts Academy校長ビル・ローマンさん、右:入試事務局のマレック・プラムカさん