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ボーディングスクールの学年と教室編成

ボーディングスクールには日本のようなクラス編成はありません。何年何組といった呼称は一切なく、クラスを担当する担任の先生もいません。したがって、毎日のホームルームもありません。
クラスがない代わりに5人から10人程度の同学年のグループに一人、先生がアドバイザーとしてつき、1週間に1-2回グループミーティングを行います。
ボーディングスクールはおおよその学校が理科、数学系の建物と文科系の建物が独立して学校内に配置されています。それぞれの建物に教室がありそれに連携して担当する先生のための部屋があります。ひと教室の人数は10名から15名程度で生徒がそれぞれの教室に移動し、先生は移動しません。先生がくつろぐようなラウンジスペースはありますが、日本の職員室にあたる部屋はボーディングスクールにはありません。
それぞれの先生の個別性が確保されています。
日本の場合は何年度卒業生という表現をしますが、ボーディングスクールではクラスオブ何年と卒業生を表現します。今年の6月に卒業する生徒は、クラスオフ2018ということになります。
北米ボーディングスクールで最大の寮生数を持つ学校はPhillips Exeter Academyで900名弱の寮生がいます。通いの生徒は200名程です。TABSメンバー300校あまりのボーディングスクールの平均生徒数は300名程ですから、日本の学校と比較して学校規模はかなり小さくなります。
先生対生徒の比率は1対10以下ですから、学校の規模は日本と比べてかなり小さくても先生の数は日本と比較して多くなると思います。その先生たちが授業だけでなく、生徒の寮生活、スポーツ活動、そして多様な芸術活動を支えています。
学校生活における生徒と先生の関わりが密になるところにボーディングスクール教育の最大の特徴があると思います。
クラス内外で重要な役割を果たす教育熱心な先生や職員を生かすために、生徒には自主性、主体性が強く求められることになります。先に述べましたように、アドバイザーの先生とのミーティングは週に2回です。何も生徒が発言しなければ、5分程度でミーティングは終わることになります。生徒からの発信がなければ、ボーディングスクールの機能を生かすことは難しくなります。
つづく

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