＃2 Suffield Academy その学校史
＜前日のブログに続きます＞
Suffield Academyの学校史を昨日に続けます。
2004年に現校長のチャールズ・カーン3世がこの学校の校長に就任します。
この校長に私が初めて会ったのは着任早々の時期だったと思います。彼のお母さんはペンシルベニア州にあるWyoming Seminaryの卒業生だそうです。
余談ですが、アメリカボーディングスクールの世界はその内部を知れば知るほど、狭い世界のように思います。アメリカ国内200校あまりの主要なボーディングスクールのアドミッションスタッフは3－5年で移動することが多いのですが、多くの人がこの世界に留まります。小さな学校から始まって、テンスクールズにまで上り詰める人もいれば、中には一つの学校で30年以上も勤続年数を重ねる人もいます。
アドミッションの人たちは、年を重ねれば重ねるほど、この世界の人々の動きをよく知ることになり、大きなニュースはおおよそのスタッフが知っています。
知れば知るほど狭い世界というのは、もちろんアメリカボーディングスクールに限ったことではないと思いますが、この傾向はボーディングスクール界にいては顕著です。
余談を終えます。
ウェブの学校史のページは現校長就任後に作成されたものと思います。そうでないと現在進行中の施設や2004年以降の増改築がこれほど細かく掲載できません。
教育の「器」のうち、物理的な進展に関しては、解りやすいこの学校史を読むにつけ、学校の発展と施設の拡大充実が平行していることがわかります。
チャールズ・カーン3世校長はこれからもこの学校をより進歩されると思います。
2004: Charles Cahn III became Suffield’s Headmaster. His tenure has been marked by significant increases in the applicant pool and fundraising, and a dramatic strengthening of Suffield’s position in the independent school world.
－この3行の表記はかなり衝撃的な表現に思えます。
2004年にチャールズ・カーン3世が校長に就任。彼の任期において顕著な出願者、寄付金の増加が見られ、Suffieldがボーディングスクール界で劇的にその地位を向上させた。
2006-2010: A capital campaign—The Time is Now—raised more than $30 million. The campaign increased Suffield’s endowment and helped achieve two strategic goals for the campus: consolidating campus on the west side of Main Street, and creating distinctive quadrangles for academics and residential life.
2006年－2010年の間に、学校資産増加活動、「時は今」により30ミリオンドル（1ドル100円として、30億円）以上の資金が増加された。それにより、キャンパス西側の通路が学校に統合され、学習と寮生活施設が増設された。
2011-2017: Major campus construction projects have continued including Tisch Field House, Rockwell Hall, a turf field with lights, Guttag Music Center, Williams Performing Arts Studio, Hoffman College Counseling Center, Holcomb Science Center, Stiles Walk, and an expanded Brewster Hall. All have made a dramatic impact on the campus. Brodie Hall and an expansion and renovation of Memorial Building are the most recent projects.
2011年－2017年に継続的に（下記）学校施設の増改築が行われている。現在、ブローディーホールの拡張とメモリアル棟の改築が進行中。
●ティッシュ・フィールド・ハウス
●夜間照明付き芝グラウンド
●グッタ音楽センター
●ウィリアムズダンス・演劇スタジオ
●ホフマン進学指導センター
●ホルコム科学センター
●スタイルス歩道
●ブリュースターホールの拡張
