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留学生の英語力を補う方法 - ニュージーランド留学

ニュージーランドへの中学、高校留学は、アメリカ、カナダ、スイス(インターナショナルスクール)と比べると、独自の視点によって、考えられ、それが維持されていると思います。
中学生の留学を例にとって考えます。
英語力がほぼゼロに等しい生徒たちが、どのようにして英語力を獲得し、それを学校生活でも使えるほどに1年程度で適応していくことは不思議ともいえような現象ではないでしょうか。日本では、特に英語に秀でてたけわけではなく、平均的な学力であった生徒でさえも、1年もたてば、親の英語力をすんなりみな追い越していきます。
ニュージーランドへ留学する中学生たちは、ほぼ例外なく1年余りで現地にそのように適応し、2年目以降で学習的な実績も挙げています。
ESOLクラスの機能は、単独でなされるものではありません。このクラスでは、文法、読解、語彙などが体系的に教えられるわけではありません。
この概念が、おそらく日本的教育にはないのではないかと思うのです。
講義形式、学級単位でクラスの全員が均等に授業を受け、均等に評価され、そしてランキングがなされていくという均質教育がニュージーランドでは重視されてはいないように思います。
留学生は英語に大きなハンディがあるから、彼らへの課題と学習負担は、クラスのなかで同じである必要なないとニュージーランドの先生たちは考えています。
クラス単位で与えられる課題についても、それが個人で行われる場合は、出来上がりの質が留学生のために考慮されます。単純に考えれば、10枚のレポートが一般生徒に求められるところが留学生は1枚でもいい。1000ワードの作文が一般生に求められれば、留学生は100ワードでもいいというように学習課題の簡素化、簡易化がニュージーランドのクラスでは留学生に対して行われています。
英語に大きなハンディがあっても、それぞれの留学生の学習能力、知識の範囲内で彼らがこなせるテーマや課題を与えることがニュージーランドでは可能なのです。
意欲をもって留学した生徒であれば、このような配慮で学校生活をどうにかこなしていけるはずです。ESOLのクラスは、留学生たちの通常の学校生活を維持させるために備えられたクラスというよりも時間なのです。
つづく

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