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ボーディングスクールの生徒募集と入学審査

今年の9月から始まる新学期からの生徒募集は、3月上旬に第一回目の合否発表が行われています。合格、不合格、そしてwaiting list(欠員があれば繰り上げ合格)のいずれかの連絡が志願者のメールアドレスあるいは、ウェブ上の本人のアカウントに通知されます。
それで生徒募集が終了してしまうボーディングスクールは、TABS加盟の200校あまりのなかで40-50校程度です。あとの学校は、寮の部屋の空きがなくなるまで生徒募集が行われます。
ESLのないボーディングスクールは、出願に際しては、SSATオンラン、自校のウェブオンライン、Gatewayオンラインによる出願が主流です。ESLのある学校はこれらのオンライン出願に加えて、TABSのcommon application(共通願書:入力後印刷、あるいは印刷後手書き)を使って出願することが可能です。
オンラインの出願とPDFないしは、郵送出願の違いは、出願者の英語力の違いで区別されます。すなわち、英語力が不十分であれば、オンラインによる出願者質問肢への回答もかなり手間のかかる作業になるでしょうし、キーボード操作に慣れていなければ、入力自体から学習しなければなりません。また、出願はすべて英語で行われますから、英語、数学、カウンセラー(担任)ないしは学校管理者からの推薦状の作成要領なども記入を依頼する先生に的確に説明できないといけません。
ESLのないランク4以上のボーディングスクールにおいては、すべて英語で行われるオンライン出願に戸惑うようであれば、そこで出願資格を失うことになります。
出願後の入学審査においては、ボーディングスクールの場合、合議によって合否が決定されます。留学生の受け入れに関しては、ランク5、ランク4の学校を除き、学校生活全般が円滑に行えるだけの英語力があるかどうかが審査の中心となります。
英語力が足りなくても、それをカバーするやる気、学力特性、スポーツ特性、芸術・音楽特性、社会性、それ以外の志願者の個性などが検討されて合否が決定されます。
インタビューを担当したアドミッションスタッフが志願者の基本的な説明を行い、それを他のメンバーと協議します。他のメンバーとは、アドミッションスタッフだけではなく、ESLの先生であったり、生徒指導部長、生活指導部長、そして校長や副校長であったりもします。
志願者の情報をなるべく客観的に数字や書面で示して、それを回覧するという作業が行われるので、英語力を証明するようなデータが必要になります。従って、点数の如何にかかわらずTOEFLやTOEFLJuiorのスコアが要求されたりもします。
200校あまりの北米ボーディングスクール、その半分くらいの学校は9月の新学期からの生徒募集を行っています。

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