日曜コラム 侍ジャパンとWBC
WBC、ワールドベースボールクラシックでの
日本チームの快挙に沸いた今週でした。
普段は野球中継を見ないのですが、WBCはとても
エキサイティングなので見ます。
会場となった東京ドームは超満員、
選手たちも燃える、観衆も燃える、その必然がWBCにはあると思います。
日本を代表してプレーするという誉と気迫が感じられます。
アメリカで行われている二次ラウンドの試合を見ると、日本とは大違い。
観客動員数がかなり低いのが驚きです。
USA、USAの連呼はあるものの、日本のようにドーム全体を震撼させるような、
人の風圧のような熱気は感じられません。
そもそもUnited Statesという名前からして全米50州が
それぞれ、独立した国のような文化が彼らにはあるように思います。
その連合が戦っていても、国としてまとまって勝ちにいくのではなく、
オールスターゲームのようで、国家を背負っているというような
誉的感覚は彼らにはそもそもないような気がします。
個人個人の力量や技術は高いかもしれませんが、
それぞれのプレーヤーの自己表現の総和による勝利を
目指しているような雰囲気がそこにはあるように思います。
それぞれの国の文化が野球というスポーツで表現されるから、
WBCは面白いと感じさせてくれるのかもしれません。
2009年、ロサンゼルス、日本対韓国の決勝戦でのイチロー、
そのセンター前ヒットに日本中の誰もが感動しました。
うってほしい、勝ってほしい、試合メンバーや監督、コーチだけでなく、
日本からのその気持ちがイチローをして、ヒットを打たせたのではないかと、
思うのは私だけでしょうか。
侍ジャパンに一日遅れてアメリカ東海岸、メイン州、ポートランド入りしました。
ロサンゼルスを訪れるのは、水曜日ですが、訪問校はWBC会場とは
車で1時間以上も離れているので、学校訪問が終わったら、
試合を見に行くというわけにはいきません。残念です。
今回の学校訪問は、ロサンゼルスに2日滞在して、もう一度
東海岸に戻り終わります。帰国日は30日です。
学校訪問中、テレビ放映されるであろう
侍ジャパンの試合を楽しみにしたいと思います。
完全なアウェイでの準決勝は小久保監督が言うように、
今回のWBCで最も難しい試合になりそうです。
それをアメリカで見ることができるのはありがたいことです。
テレビを見ながら、侍ジャパンの世界ナンバーワンのため、
意を込めて応援したいと思います。