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ニュージーランド留学- ♯5 知識教育から創造教育へ


<先週木曜日のブログに続きます>
日本の中等教育に在籍する生徒たちに個性を、好奇心を、知的探求力をと望むのであれば、彼らの個性を重んじ、彼らに冒険心を刺激するような教育を追求するのが創造教育の原点といえないでしょうか。
私が今回のニュージーランド学校訪問で知り得た新たな中等教育に関するコンセプトは、生徒主体の教育にあります。生徒主体だから授業の形式も日本とは異なります。先生が教科書というバイブル兼ガイドブックに固執することなく独自の授業を展開できます。
先生のみならず学校の教科担当者が知恵を出し合い、生徒が興味を持つようなテーマを考え、それに基づいて授業を行うことができます。その発想は、もしかすると留学生を受け入れるということに大きく影響されているのではないかと思います。すなわち、留学生は入学当時英語力がとても低い。その彼らが1年以内に生活英語力を無理なく獲得する。2年目はコミュニケーション力だけでなく、読み書き力も伸ばして3年目には地元生と対等あるいは、本人の努力次第によってはそれ以上の語学能力を発揮するという現実を彼らが20年以上に渡って積み重ねた結果によるものではないでしょうか。
上から与えられたものを忠実に実行するという概念が、ニュージーランドは日本よりも希薄に思います。アメリカのボーディングスクールにはそのような概念すらないように思います。
ニュージーランドの中等教育最後の3年間、すなわち日本の高校時代は単位制になりますが、その単位の基本は合格、不合格による昇級ではなく、Year11から13年生(日本の高1から高3)でそれぞれの科目においてどれだけ達成したかによってその単位数が決定します。詳しいその内容は下記サイトを参照してください。
https://www.nzqa.govt.nz/studying-in-new-zealand/secondary-school-and-ncea/
日本の中等教育システムが良いか、あるいはニュージーランドや他の英語圏の中等教育システムが良いかを選択するのは、国や自治体などの公共団体ではありません。
しかしながら、中学時代の留学が極めて稀な日本では、それを選ぶ権利は留学する本人や家族にあるとはいえません。なぜならば、「前例」がないからです。前例がないことをあえて行うことの勇気は、その主体者にあり、管理者はその実態を理解する必要がないからです。
私は38年間で知り得た英語圏の中等教育の現実をこれからもできるだけ、知りたい人にお伝えしたいと思います。

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