世界で活躍する日本人スポーツ選手
スポーツ界の国際化が急激に進むなか、
世界で活躍する日本人選手が多く見られるようになりました。
テニスの錦織圭選手、卓球の福原愛選手、ゴルフの松山英樹選手など、
海外を拠点として活躍しています。たくましい限りです。
さて、今回のカナダへの出張で、羽田発トロント行きエアーカナダ006便を
使ったのですが、偶然にもトロントを拠点として活躍するスポーツ選手が
同じ便に搭乗していました。
周囲の乗客がほぼカナダ人であり、本人もマスクをしたうえで、
あえて搭乗時間を遅らせて、搭乗口が閉ざされる直前に乗り込んで来て、
そこからすぐ近くのところに着席したので、
その選手に気付いた日本人乗客は私だけだったと思います。
その人は、お母さんと一緒だったのですが、
トロントでの入国手続きの際も私の直前に並んでいたので、
入国の際の移民局係官とのやり取りが、私の視野に入ってきました。
カナダは、片方の親と子で入国する際、もう一人の親からの許可レターがないと、
移民官はかなり細かく一方の親の許可に関する質問をします。
本人は20歳を超えているので、このケースは父の許可ということよりも、
カナダへの滞在の期間と目的について、本人のことを知らない
移民官はいろいろと質問したのでしょう。
お母さんは終始無言のようでしたが、本人はさすがに海外生活には
慣れているようで、英語でのコミュニケーションには問題ないようでした。
錦織選手、福原選手、松山選手、みな言葉に不自由ではありません。
日本を出て海外を拠点として活動する選手にとって、
コミュニケーション力は、絶対に欠かせない能力の一つであると思います。
彼らの共通点は、単に言葉が話せるだけではなく、異文化理解があることです。
他の国で行われる試合で実力を発揮するために、
それが大きな力となるのではないでしょうか。
私のお世話している生徒の一人が熱烈なその人のファンであることを
知っていたのですが、その人の雰囲気が「一人にしておいて」オーラに
包まれていたので、話しかけませんでした。
世界のトップに立ち、それを維持するためにこれからまた、
トレーニングに集中するわけですから、その導入の旅もおそらく、
静かであってほしいのでしょう。
その人が今後も長く世界の頂点で活躍し、日本の多くの人が
世界に目を向けてくれるといいと思いました。