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アメリカ - 大学選定の考え方

<昨日のブログに続きます>
アメリカボーディングスクールでは、ほとんどの学校が学校スタッフ、先生の写真、履歴書を公開しています。それを見ると、テンスクールズやランク4の学校でも地元大学の出身者が多く、いわゆるアイビーリーグの大学や、その他の著名な大学出身者が以外と少ないのに驚きます。
日本の大学選定というのは、偏差値によって入学難易度が明確化され、関東、関西圏にある国立、私立大学を中心にして、地方では国立大学といった選択パターンの順列がある程度決まっていて、迷う必要があまりないように思います。どこで何を学ぶということよりも、試験の結果が進学先を自動的に選び出すというような方法です。
一方でアメリカの場合、大学の序列は日本のように厳密な意味での偏差値がありません。そして、選択の基準は自ら作るのが当然と考えられているのではないかと思います。また、SATという日本でいうとセンター試験の結果は、合否の決定的要素とはなりません。大雑把に言えば、日本とは逆に進学先はあくまでも自分が主体的に選択するという考え方が主流を占めているように思います。
州の独立性が強く、日本の東京のような「何でもあり」という社会的機能が集中している地域などないアメリカでは、州単位での大学進学がいわば標準になっていて、更なる学習すなわち大学院は、社会に出て実務や実社会を経験したのちに行うのが最も合理的であると考えられているのではないかと思います。
私立大学のなかには、リベラルアーツという一般教養を主体とした読み書きを徹底して行う少人数制(全校学生5000人以下)の大学が比較的人口密度の高いアメリカ東海岸、そして西海岸地域に数多く見られますが、学生総数がとても少なく、大学にもかかわらず多くの学生が寮生活をしているという個性的な教育は、将に中等教育機関であるボーディングスクールの延長線上にある高等教育機関であり、一部の人々には根強い人気があります。
また、コミュニティーカレッジと呼ばれる公の高等教育機関がアメリカでは週単位、都市単位でとても良く整備されていて、誰でも自分の学びたいことを、大人になってからでも、気軽に学べ、基本的な学位取得が可能です。
大学選択は自らの意思で、外部資料・データに固執せずに、学校訪問を行い、出来れば自分が専攻したい分野の教授とも会うなどして、学校との相性を大切にするのがアメリカの大学選定の要点ではないかと思います。
中等教育機関への留学を考えている皆さんが、その次の高等教育進学についても賢明な選択ができるよう、教育の文化の日本との違いをこれからも適宜ご紹介できればと思っています。

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