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授業の内容-ボーディングスクール

冬休みに帰国した生徒に授業の内容について具体的に尋ねてみました。カナダのボーディングスクールの9年生に在籍するこの生徒は、学校生活が3年になるので、ESLは全く取っていません。現地生徒同じ科目を取っている9年生です。
今、彼が国語としての英語クラスで勉強しているのは、Catcher in the Rye(邦題:ライムギ畑で捕まえて)だそうですが、60分授業の内容は、下記の通りです。
導入10分間 ― 世界のニュース(What’s going on in the world)を先生が主として解説する。
次の5分間 ― 新出単語の復習と語源などの学習
メーンの30分 ― 宿題についての話し合い
最後の15分 ― 文法についての学習
クラスの人数は12名です。この時間配分からも分かるように、ディスカッション中心のクラスでは、その準備としての読書がなければ成り立ちません。Catcher in the Ryeの主人公、ホールデンの行動における心理や理由、登場人物の性格や役割、そしてこの小説を書いたD.J.サリンジャーの社会への批判とその彼の求めたことなど、授業でのディスカッションを盛り上げるためには、それに参加する生徒の事前の準備が不可欠です。
授業が始まってから、一人ずつテキストを音読していくという方法では、ディスカッションをしている時間など到底確保できません。
このボーディングスクールに通う生徒は7年生から留学生活をスタートしたのですが、日本と比較した学校生活の印象として、言葉遣い、授業態度を日本よりもはるかに重視すると言っています。
日本であれば、問題にもならない日常での言葉遣いや授業での態度が、ボーディングスクールでは処罰の対象になることもあるというのです。たとえば、授業の会話にFワードと呼ばれている映画などで良く出る禁忌言葉を使うことは絶対に許されません。また、授業中の態度という点で一番わかりやすいのが、居眠りの有無でしょう。ディスカッションが中心の授業においては、お互いが対面するわけですから、居眠りが許されるはずがありません。もし、居眠りっている生徒がいるとすれば、先生は迷わず「保健室に行きなさい」という健康上のトラブルに気を配ることになるでしょう。
受け身のディスカッションは、面白くありません。参加意識が薄く、したがって自己主張もあまりないからです。ボーディングスクールの文科系授業のディスカッションはそれに参加する生徒が十分に考えて準備を「楽しめる」から面白いのではないかと思います。
そのような姿勢が欧米人と付き合う際の基本となり、グローバルというスタンダードの一環を築いていることを中等教育時代に気付くことは、これからの教育に求められる要件ではないかと思います。

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