留学コンシェルジュ

#2 帰国生との語らい

<昨日のブログに続きます>
ボーディングスクールに留学して、現地での学校生活にも十分に慣れ、そろそろ大学進学を考える時期にある生徒が、日本にいる同級生について一抹の「うらやましさ」を語るとき、母国や祖国といった意識の大切さを感じます。
学校としての在り方、英語という第二言語の習得、そして異文化への適応など、留学することで得られる、メリットは大きく、その後の彼らの人生にとって大きな影響を及ぼします。
留学は、日本のみに留まっていたとすれば得られない貴重な体験であり、また一生涯で頻繁に訪れる機会ではありません。この好機を的確に掴むことで、彼らは精神的に大きく成長します。一人では生きていけないということを10代半ばで体得できるのですから、「立派」といってもいいと思います。
しかし、一方で中学校時代、一緒に遊んだ友達が日本の教育ラインのなかで大学を目指し、受験準備の「忙しさ」のために、以前のようには遊べないという状況は、留学した本人にとっては、周囲が考える以上に寂しいことなのかもしれません。
留学の効用というのは、言葉の習得、異文化理解などと共に、自分の精神の在り方やそのバランスの取り方、そして適宜、意識を切り替えるということができるようになることなのかも知れません。
精神的にまだまだ成長段階にある中学、高校生たちは、英語をコミュニケーションの道具として、生活のなかで上手に使うことは1年ほどで習得できても、こころの問題は言葉やスポーツ、芸術を学ぶように、合理的には運べないのかも知れません。
精神の在り方は、その人の一生を左右する問題です。以前に何度かご紹介させていただきましたが、自らが帰国子女であり、インターナショナルにビジネスを展開されているお父さんが、日本人として英語が出来、英語圏の文化を知っていることの重要性を強調されました。彼の言わんとしていることは、「自分とは何か」というアイデンティティの重要性だと思います。
留学生は、勉強のみで成長するものではありません。勉強は成長のために必要な条件ではありますが、それのみではバランスのよい成長は到底期待できないと思います。
前述の留学生は、日本の友達が「忙しい」受験時期を通り過ぎれば、また彼らと遊ぶでしょう。遊びがアップグレードした時に、果たして彼は、日本で教育を受け、育った人たちに何を感じるのでしょうか。遊びのプロセスも、彼をまた一つ成長させる糧になるのではないかと思います。

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