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ボーディングスクールの夏

北半球のボーディングスクールは、サマースクールを行う学校が多くあります。
アメリカ、カナダ、スイス(インターナショナルスクール)のボーディングスクールはおおよそが学校独自でサマースクールを企画し、実行します。
それに対して、イギリスのボーディングスクールは、学校独自のサマー
スクールはなく、夏の時期は学校のキャンパスをサマースクール運営会社に
貸してしい、独自にサマースクールを行うことはないようです。
サマースクール実行の時期はおおよそ7月が中心で、
8月上旬にはプログラムが終了します。
したがって、今の時期、北半球のすべての留学生は帰宅していることになります。
ボーディングスクールで行われるサマースクールは、午前中が学習、
午後がアクティビティーというのが定番ですが、午後も2時間ほどの
授業に加えて、夜にスタディーホール(自習)を入れている学校もあります。
すなわち、通常のボーディングスクールでの学校生活を夏の期間に、
凝縮して行うのがボーディングスクールのサマースクールです。
午前は勉強、午後は遊びという単純な基本構造ではありますが、
午後の遊びの内容がボーディングスクールの特徴を表していると思います。
日本の夏期講習に見られるような、集中学習はボーディングスクールの
サマースクールにはおそらくあてはまりません。
もちろん、夏の時期は、落とした科目を取り直すことを目的とした
サマースクールもありますが、それだけの集中学習のために
寮生活を行うというのは、あまりにも単調すぎます。
通いの生徒のために、そのような単位取得のためのサマースクールは
行われるかもしれませんが、3-4週間の寮生活を中心とした
サマースクールは学習プラスそれ以外のボーディングスクールの魅力を
盛り込むものになっているといえると思います。
英語圏の多くの国では、夏は1時間、時計が進められます。
すなわち、日没が1時間遅くなるので、8時でも外は明るいのです。
外で活動できる時間がたくさんあるのだから、勉強だけでなく、
外での勉強以外の学習も十分に楽しむというのが、
ボーディングスクールでのサマースクールの基本構造です。
また、サマースクールの時期、週末は必ずといっていいほど、
日帰り旅行が組まれます。
生徒を忙しくさせておく、その忙しさはもちろん勉強だけではありません。
その流れのなかで、参加者が集中することの多様なパターンを
学ぶことがサマースクールの大きな目標となっていると思います。

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