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ボーディングスクールの教育―自分に気付く機会

<先週木曜日のブログに続きます>
木曜日のブログでは、障害のある生徒のTOEFL受験での機会均等性を述べました。今日は、ボーディングスクール教育のなかで、新たな自分を発見するという課題について考えてみたいと思います。というのも、そこには教育が目指すところのゴールがあるように思えるからです。
ひところ北欧のある国の中等教育が、その優秀さ故に話題となり、多くのメディアに取り上げられましたが、英語圏全般に中等教育の進歩は、日本でより注目されてもいいと私は思っています。
ボーディングスクールは、ジュニアを含めて、中等教育機関であるわけですが、彼らが最も大切にしているのは、「人として大切なこと」です。それが、教育の根本であり、中心に置かれています。
テストの点数が最高であっても、偏差値が最高の大学に入学できても、人として大切なことが欠けていれば、果たして、その人は幸福な人生を送ることができるでしょうか。
失敗なく人生を歩み、私利私欲を肯定し、物理的豊かさを重んじることで、果たして未来の教育の目標となるでしょうか。
小さな時から、日常の決まったスケジュールを繰り返し、好奇心や遊び心を満たす空間時間を重視せずに大人となり、その人たちに世界を俯瞰するこころが宿るでしょうか。
ボーディングスクールでは、人として大切なことを、誠実さとか、正直さ、勤勉性などといった形容詞でそれぞれの学校の理念(ミッションステートメント)として掲げますが、先生たちはそれらを教室で講義を通じて生徒に教え込むわけでは決してありません。
人として大切なことは、人との関わり合いの中から自らが感じ、習得して行くものであることを彼らは実践しています。それは、究極の自分探しであり、自利利他の精神でもあると思います。
それ故の少人数クラスであり、コミュニケーションを中心として授業が行われ、グループリサーチやプレゼンの場が多く設けられ、テストだけの結果で生徒を評価せず、生徒の自発性を恒に尊重しています。
「何をしたいのか」ということに回答しうる自分に気付けば、生徒たちは自力で動き出すという信念でボーディングスクール教育は貫かれているように思います。そのような過程を生み出すために先生は存在するといっても過言ではありません。

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