留学コンシェルジュ

GWの学校訪問

学校訪問の時期のピークシーズンは秋口から冬にかけてですが、GWもまとまった休みが取れるという事で依頼を受ける事があります。今年もこれから留学を検討するご家族と共にGWはまるまるニューイングランドを回りました。

ニューイングランドエリアはもう何度も訪れているので、見慣れた光景、見慣れた学校を回ることもありますし、ボーディングスクールのメッカでもあるこの地域には100を超えるボーディングスクールが点在しているので、新しい発見もあります。また学校訪問の醍醐味は、同行するご家族ごとに違ったアプローチでそれぞれの学校を見学するので、私自身も毎回新たな発見と学びを得ることところにあります。

今回、訪問をした学校も過去のブログで何度も紹介している学校ですので、詳細を繰り返すことはしませんが、Rectory School, Hillside School, Darrow School そして Putney School と 州で言えば、マサチューセッツ州、コネチカット州、バーモント州そしてニューヨーク州まで足を伸ばしました。

 

最近では私のサポートする生徒たちの頑張りで、彼らが手にした素晴らしい実績からTen Schoolsを代表とする難易度の高い学校への入学のためのサポート依頼をいただくケースが多くなりました。それ自体はとても嬉しいことです。しかしながら、私がこのブログで伝えたい事はボーディングスクールの魅力は難易度という単純な定規では測れないほどの魅力と奥深さ、学業に対する寛容さにあると常々書いています。

つまり、アメリカのボーディングスクールの素晴らしさは学校の序列で決まるのではなく、ボーディングスクールの持つアカデミックな側面、与えられる機会の数と相性、施設面や学校の校風など、これから留学をする子供達との相性で学校自体の魅力も変幻自在に変化するところにあります。そして、双方の相性をしっかりと精査した上で生徒を学校へ、そして学校へ生徒を紹介する。これがボーディング留学コンサルタントの最大の役割です。

日本という環境において、要望の多いタクティカル・テクニカルな最大公約数的な既に作られた教育環境にいると忘れがちな「本来あるべき教育」の在り方をバーモント州にあるPutney Schoolへ訪問してそのことを改めて再確認するに至りました。

入学難易度、WebサイトやYoutubeでは表現しきれない、そしてアカデミックの強さや最新の施設という基準では見落としてしまう魅力をこの学校は持っていました。

Putney Schoolの基本情報です。

設立: 1935年

スクールタイプ:共学

生徒数:232人

留学生%: 17%

寮生%:81%

ESL: あり

この学校を訪問して、まず最初に感じたのは生徒たちの豊かな表情と先生たちとのとても自然な会話、スマートフォンの制限はないにも関わらずスマホに目をやる生徒よりも、緑豊かなグラウンドでチャットを楽しむ生徒たちの笑顔と笑い声に溢れる雰囲気でした。

天気がいいからという事で授業を芝生の上で行う先生たちは生徒たちと一緒に体を動かし、時に議論をし、ITが寄り添う事なく、彼らは思い思いの格好で授業を受けています。

幸運にもこの学校に通う日本人の学生とお話をする機会も学校側がアレンジしてくれました。

日本人の生徒がこの学校でどのように成長しているのか?その過程を直接本人から聞く事ができる機会はとても貴重です。そして私としても彼女たちがこのコミュニティにおいてどれだけの成果を残しているのかを確認することは、私なりの学校判断をする上でとても指標となります。

彼女たちはシニアボーディングからの留学ということながら、次年度はアメリカの名門リトルアイビーに進学するなどの目覚ましい成長を遂げていました。もちろん、その過程においては一般的な日本人留学生としての苦労はあったようですが、彼女たちの表情からはそれを微塵も感じません。彼女たちの表情だけを見るだけでも、この学校の魅力が伝わるといっても過言ではないでしょう。そして何よりも彼女たちが東京からPutney Schoolへ留学する決断をしたことに心から喜びを感じていることが伝わります。

 

2部?

この学校は他のボーディングスクール同様に自然に恵まれた環境の中に立地していますが、一味違うのがその環境を大いに生かしているところにあるように感じます。牧場や農場などは生徒たちも積極的のその運営に関わり、アートの授業の行われる建物はまるでツリーハウスのように森と一体化したような雰囲気を醸し出しています。学生寮も例外ではなく、まるでマウンテンロッジのような内装で生徒たちの評判も良いようです。さらには寮とは別にある希望する生徒のみによるセレクションながらキャンパス内のマウンテンロッジでの生活もできます。ここは電気もガスも水さえもないロッジで生徒たちはこの不便さをあえて体験することから学業だけではない経験を学ぶそうです。

生徒たちの義務として積極的に学校の裏方のWorkに関わる必要があります。牛舎の世話係、食堂の食器洗いなど、選択肢は色々あるようですが、生徒たちに積極的に学校運営の役割を与えることで、生徒たちが自然とコミュニティの一員であるという自覚と、自分が学校の一部であるという充実感を同時に感じる事ができるのだろうと思います。この充実感こそが、この学校の生徒たちの溌剌とした雰囲気につながっているのだろうと分析しています。

学業においても素晴らしい実績を残しながらも、Hands onなアプローチで生徒たちと対峙する先生方の表情もやはり豊かでお昼を学食で一緒の摂らせてもらいましたが、ここでも生徒たちの会話は途絶えません、それは先生方も同様です。

施設面においてはこの学校よりも優れた学校を多く知っています。自然が近いこの環境が合わない生徒もいるでしょう。結論としては、私がいつもお伝えしているように「相性」となりますが、それでも自然の中で活き活きとした生活を子供にさせたいという親御さん、自然との触れ合いを通して穏やかな生活を送りたい子供達にとっては有力な選択肢になると感じています。

今回、案内をしてくれたInternational OfficeのLibbyさん、我々に素晴らしい学校訪問体験を提供してくれた日本人留学生たちに感謝を述べたいと思います。

 

 

 

関連記事

TOP

株式会社KITE小学生・中学生・高校生専門の海外留学サポート イーコンシェルジュ / 運営(株)KITE〒102-0082 東京都千代田区一番町6 相模屋本社ビル7FTEL 070-8381-6486