留学コンシェルジュ

教育のルーティーンを変えてみる 

<前日のブログに続きます>
今までの教育の当たり前、歴史は暗記、英語は解釈中心を変える例としてボーディングスクールでの授業を解説したのが昨日のブログですが、留学という状況は、英語習得に関しては、通じさせる、理解するという必然からスタートします。それは、正解、不正解という基準ではありません。また、通じた結果と理解した結果を出すのは話している本人であり、ほかの人やもちろん機関ではありません。それを毎日繰り返さざるを得なく、そのような状況に置かれれば、誰でも語学の基本は学べるものではないかと思います。
余談ですが、おそらく年齢には関係なく語学の習得は可能と私は考えています。確かに10代比べて20代後半以降では記憶力やその量とスピードに差が出るとは思いますが、問題は脳の物理的性能の差よりも新たな環境を受け入れるという精神的態度です。精神の柔軟さという意味で、小学生から社会人までその順応スピード差は明確です。
自意識が明確となる14-15歳以上の人が留学した場合、おそらく強烈な達成目標や常識やプライドにこだわらない精神の自由さがあれば、順応力は自然に生まれ、小学生や中学生のように半年ほどで生活に困らない程度の英語力は完成できると確信します。余談を終わります。
さて、留学という環境は、留学生たちに今までの学校の常識が変わったということを否応なしに伝えることになります。その結果、暗記する、解釈する、それを正確に文章や口頭で伝えるというルーティーンが劇的に変わっていることに気付くわけです。ルーティーンを変えることができれば、あとはそれほど難しくはありません。
新たな環境に適応するという作業は、そのための思考方法を含めてもちろん簡単ではありませんが、今までのように「厭な」ことを無理してやらされるわけではありません。むしろ、日常のいたるところに「新たな」自分への発見があり、また評価もありそのルーティーンが楽しいと感じられることでしょう。
試験に出るから覚える、試験のための勉強と学校での勉強というダブルスタンダードは10代の若者にとっては、基本的に矛盾する概念ではないかと思います。どちらかひとつにするのが合理的です。かくして、学校での勉強でさえも定期試験の結果が大きく問われ、そのための準備ができていればいいということになります。
つづく

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