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スイスボーディングスクール 冬季の授業など

先週末にスイスから帰国しましたが、
日本もスイスと同じくらい冷え込んでいました。
スイスを離れるとき、アメリカの東海岸地方も大雪に見舞われ、
飛行機の欠航も4000便と報じられていました。
暖冬傾向が一変してこの気候です。科学が発達しても、
世の中の先を読むのはとても難しいようです。
アメリカのボーディングスクールの半数以上がある東海岸地方では、
降雪は珍しくありませんが、まとまった雪が降ると学校は閉鎖されます。
通いの生徒の通学が雪によって妨げられるからです。
スイスのボーディングスクールは、雪の降る1月から3月は
学習の場をスキー場のある地域に移して、スポーツとして
スキー、スノーボードを行いながら、授業もロッジなどで行います。
スイスならではの冬季の過ごし方に感心させられます。
スイスのボーディングスクールを冬季に訪問し、飛行機で移動すると
アルプスの山々を一望することができ、その光景に飽きることがありません。
晴れた日であれば、見渡すかぎり真っ白な雪と黒い岩肌の山が
何重にも重なるようにしてそびえている光景が眼下に続きます。
そして、平地以外のところにも、驚いたことに数軒、数十軒の人の住処と
見られる雪に埋もれた建物が散見できます。
「こんなに寒いところにも人が住めるのか」と感心するとともに、
この地球で寒暖を問わず至る所に人が住むその現実を目の当たりに
見ることができます。
ボーディングスクールは初等、中等教育機関であり、
高等教育機関ではりません。親もとを離れて生活するわけですから、
できることなら、温暖で快適に過ごせる自然環境に学校が作られても
いいと思うのですが、北米、イギリス、そしてヨーロッパのインターナショナル
スクールはおおよそ冬はとても厳しい寒さの所に独立してあります。
そのような自然の環境がそこで学ぶ若者たちに、
自然の厳しさそして、美しさを教え、忍耐することや、
協力しあうことも教えることになると思います。
スイスのボーディングスクールはアメリカのそれのように広大な
土地に展開してはいません。
運動場の面積に至っては、スイスの学校はアメリカの1/10くらいの
広さであり、サッカー、フットボール、野球などのグラウンドは
ないのが普通です。しかし、寮はとても新しく、広く、清潔です。
冬季の過ごし方、寮のあり方、そして自然条件、
スイスで独特に展開するボーディングスクールの知恵がそこには
生かされていると思います。

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