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スイスインターナショナルスクール訪問

関東が今年の冬初めての降雪に見舞われたなか、スイスへの学校訪問で
成田空港からジュネーブへと向かいました。
月曜日、国際線の出発時間が午前11時10分であったことと、
悪天候のため成田空港近くに前泊しました。
幸いにも空港付近は雪ではなく雨でしたが、視界がとても悪く
スイス航空161便は定刻よりも2時間ほど遅れて、成田を飛び立ちました。
午前7時半の成田空港、第一ターミナル南ウィング出発ロビーは
行き交う人もそれほど多くはありませんでしたが、
還暦を越えたと思えるお年のご婦人がリュックサックを背負い、
ニット帽に防寒ジャケット、登山靴を履いて、
しっかりした足取りでチェックインカウンターに向かうのを見て、
元気をいただきました。
これからスイスのインターナショナルスクール4校を訪問します。
スイスにあるボーディングスクールの特徴は、そのほとんどが
IB(インターナショナルバカロレア)プログラムを
採用しているところにあります。
アメリカ方式、イギリス方式の中等教育プログラムよりも
より高いレベルでの英語での読み書き力が要求されるとともに、
リサーチ力、社会性、多角的思考力も必要な理想的教育ともいえる
IBプログラムですが、その運営のためには、教える側の能力と技術も
求められるので、学校を訪問して実際の授業を確認し、
留学生の英語力をどのようにして補うのかを担当の先生から聞くことは、
とても有意義に思います。
スイスにあるボーディングスクールは、アメリカやイギリスのそれと
比較すると、とても若いと言えます。
その若さとスイスという立地故に、IBという20世紀の後半に開発された
ユニークな中等教育認定方式を積極的に採用することができたと思います。
第二次大戦後、世界の主導権を握ったアメリカが、その隆盛時に多くの企業が
ヨーロッパに進出したことで、ビジネスマンの家族の子弟の教育需要を
満たすためにスイスに多くのボーディングスクールが出来ました。
やがてアメリカの経済的勢いが70年代に衰え、ソビエトが崩壊し、
アジアの国々が経済的に伸長して、世界の勢力図が大きく変化しつつあります。
そのなかで、IBが世界スタンダードの中等教育として注目されているわけですが、
プログラムを実行するのはあくまでも生徒ひとり一人です。
IBの要求にしっかり答えられるようにするには、何が必要かという視点で、
今回の学校訪問を考えてみたいと思います。
つづく

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