留学コンシェルジュ

#8 ボーディングスクール-コミュニティーという考え方

<土曜日のブログに続きます>
生活での戸惑いは「選ぶ」ことへの不慣れに起因することを先週末のブログで述べましたが、人間関係における戸惑いも留学生が初期のボーディングスクールで克服しなければならない大きな課題です。
ボーディングスクールに限らず英語圏での人間関係はその異文化体験をしたことがある人であれば誰でも必ず経験することです。気遣いの文化が徹底している日本と違って、英語圏では気遣いはすべてといっていいほど言葉にしないと通じません。日本であれば、言ってはいけないことが、英語圏では逆転しています。
ボーディングスクールでの人間関係で誰もが一度は経験するのが、寮のルームメイトとの共同生活の不調和です。通常の場合、寮は2人部屋でルームメイトが日本人になることはありません。中国や韓国からの留学生の増加に伴ってアジア人と一緒の部屋になる確率も高まっていますが、ルームメイトはこちらからどのような人を希望するかを述べることは可能です。
いずれにしても、気遣いがないということは、こちらから言わない限り相手は変わらないということです。たとえば、音楽をつけっぱなしにする、消灯以降も寝ずにいる、貸したもの返さない、部屋の掃除をしない、整理整頓が全くなっていないなど、日本人以外の人たちは、私たちからすれば常識をはるかに超えるようなことが、共同生活の中であっても平然とまかり通ってしまうのです。
日本からの留学生たちは、悩みます。初めての英語圏での寮生活ですから、言葉に出して言うという交渉に慣れていません。言わずに解決しようとあれこれ工夫しますがうまく行きません。英語力不足も加わってなおさらに人間関係は悪化していきます。このような時のために、アドバイザーといういわば学校生活全般の面倒を見てくれる先生がいて、週に1回は個別ミーティングも持つことになっているのですが、それでもアドバイザーの先生に自分の思いをうまく伝えられないのが留学初年度の生徒たちの現実です。
「言わないと通じない」という極めてシンプルな英語圏の常識を身を持って学ぶためにも、アドバイザーの先生への相談やルームメイトへの直接談判は、ぜひ留学生には自ら経験してもらいたいことです。失敗から学ばないことには、留学生たちはたくましくなりません。
通じなかったら通じるように考える、調べてみる、そして言ってみるということが短時間で学べることが中学、高校留学の大きなアドバンテージなのだと思います。

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